Web系とは?仕事の種類からキャリアパスなど解説

Web系とは

Web系とは、インターネットに関連する仕事をひとくくりにした意味の言葉です。Web系には、エンジニア、プランナー、デザイナー、ライターなどがあります。Web系の職種については後ほど詳しく説明します。

Web系と似た言葉に、「SIer(エスアイヤー)」がありますが、SIerは、システムインテグレータ(SI)を行っている会社のことです。違いは、自社でサービスを開発・提供を行うのが「Web系の会社」、他社から業務を請け負うのが「SIer」です。

Web系の仕事の種類とは

Web系の仕事の種類は大きく3つに分かれます。それぞれの特徴を見ていきましょう。

種類①システムエンジニア

1つ目のWeb系の仕事は「システムエンジニア(SE)」です。システムエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションのシステム開発を行います。具体的には、顧客が求めるシステムの要件定義、基本設計、運用、保守など、広い領域を担当します。

種類②プログラマー

プログラマーは、SEが設計したシステムのプログラミングをするのがおもな仕事です。プログラミング言語を用いてコードを書き、プログラムを実装、デバッグなどの作業を行います。

種類③コーダー

コーダーは、HTMLやCSS、JavaScriptなどのマークアップ言語を用いてソースコードを書き、Webサイトをブラウザ上に構築する仕事です。簡単にいうと、Webサイトの見た目を整えたり、文章や画像を表示させたりする作業をします。

Web系の職種

Web系の職種は、「指揮系」「作業系」「解析系」の3つに分かれます。それぞれの職種を解説していきましょう。

職種①Webプロデューサー

指揮系に分類される職種のひとつが「Webプロデューサー」です。Web制作のプロジェクト全体を統括するポジションで、Webサイトのプロデュースを担います。具体的には、Webサイトのイメージをクライアントからヒアリングして作り上げ、納期や予算、人員などを管理する仕事です。重要な判断や決定をする場面が多く、制作サイドの総合責任者として高い能力が求められます。

職種②Webディレクター

「Webディレクター」も指揮系に分類される職種で、制作現場の総監督のようなポジションです。Webディレクターは「開発ディレクター」「運用ディレクター」の2つに分かれます。開発ディレクターは、新規サイトの立ち上げ時に、どのようなサイトにするかを決めることからはじまり、リリースまでを行います。一方、運用ディレクターは、サイト運用後にサイトを改善したり、継続運用を担う仕事です。幅広い業務を行うため、デザインやコーディングなどのWeb知識はもちろん、コミュニケーション能力、スケジュール管理能力なども重視されます。

職種③Webプランナー

あまり聞き馴染みのない「Webプランナー」。これも指揮系に分類される職種です。クライアントの要望やイメージを、Webサイトにどのように反映させるのか、提案・企画設定を行います。規模の大きいプロジェクトの場合には、Webプランナーが必要となりますが、Webディレクターがプランナーの役割を担うこともあります。

職種④Webエンジニア

「Webエンジニア」は、作業系に分類される職種で、「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」に分かれます。フロントエンドエンジニアは、HTMLやCSS、JavaScriptなどを用いて、デザイナーが作ったサイトのデザインを構築する仕事で、コーダーとも呼ばれます。一方バックエンドエンジニアは、サーバ管理やECシステムの構築、データベースの整備などを担うエンジニアのことをいいます。

職種⑤Webデザイナー

作業系に分類される職種のひとつに「Webデザイナー」があります。Webサイトのデザインをするのが仕事です。クライアントの要望に応えたサイトイメージに合ったデザイン、誰でも操作しやすい、わかりやすいユーザビリティが高いデザインをすることが求められます。

職種⑥Webライター

「Webライター」も作業系職種です。Web上で掲載される商品説明やコラムなどの文章をライティングします。SEOを意識し、集客につながる文章を書くことが求められますが、プログラミングなどの知識はあまり必要としません。

職種⑦Webマーケター

解析系に分類される職種が「Webマーケター」です。Webマーケターは、アクセス解析をして、サイトをよりよくするための戦略をする仕事です。具体的には、アクセス解析により、サイトの課題や問題点を見つけたり、SEO対策、広告運用などによるマーケティングを行います。

Web系のキャリアにおいて必要なスキルとは

Web系に必要なスキルにはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。

キャリア①プログラミングスキル

Web系のほとんどの職種で必要となるスキルのひとつが、プログラミングスキルです。プログラミングスキルを身につけるには、プログラミング言語、マークアップ言語を習得する必要があります。身につけておくべき言語は次のとおりです。

プログラミング言語:JAVA、PHP、JavaScript、Ruby、Pythonなど
マークアップ言語:HTML、CSSなど

なお、Webデザイナーになるには、Photoshop、Illustratorなどのデザイン系ソフトが扱えるようにしておく必要があります。

キャリア②コミュニケーション能力

Webサイトは、さまざまな職種の人が協力して制作します。WebエンジニアがWebディレクターやWebデザイナーとやりとりするシーンも多く、スムーズに仕事を進めるためには、コミュニケーション能力は必須といえます。

キャリア③柔軟性

Web系のサービスは規模が小さいことが一般的です。そのため、いろいろな業務を兼任することがあります。マルチに動けるようにすることはもちろん、臨機応変に対応できる柔軟性が求められます。

Web系のキャリアにおいてよくある質問

Web系のキャリアについて、よくある質問に答えます。

よくある質問①SlerからWeb系にキャリアチェンジできますか?

Slerからweb系に転職することは可能です。ただし、Web系とSIerでは異なる部分があり、「柔軟に対応する姿勢」「コミュニケーション能力」といったスキルを高めておく必要があります。

よくある質問②リモートワークはできますか?

昨今ではWeb系の仕事においても、リモートワークを導入している企業が増えてきています。入社を希望する企業にリモートワークができるかどうか確認するとよいでしょう。

よくある質問③将来性はありますか?

Web系は、Webサービスの増加やスマートフォンアプリの開発など、需要が拡大している業界なので、将来性はあるといえます。とくにWebエンジニアは慢性的な人手不足が続き、需要に対して供給が少ないことから、市場価値が高まっています。

Web系の仕事を目指そう!

Web系の仕事は、今後も需要が高まることが予想されます。必要スキルを身につけて、Web系の仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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