サーバサイドとは?フロントエンドとの違いやサーバサイドの言語、今後の需要まで徹底解説

サーバサイドとは?
サーバサイドは、直訳すると「サーバ側」という意味になります。そのことから、サーバ(サービスや機能を提供する側のコンピュータ)側で動くもの・こと全般を指す言葉です。たとえば、サーバ側でプログラムを実行したり、データを管理・処理するものなどのことをいいます。
サーバサイドで使われるプログラミング言語には、PHP、Ruby、Python、Javaなどがあります。後ほど詳しく解説します。
サーバサイドとフロントエンドの違い
Webサイトの製作現場では、サーバサイドのほかにフロントエンドという言葉もよく使われます。ここでは、フロントエンドとは何か、サーバサイドとの違いを解説しましょう。
フロントエンドとは
フロントエンドは、WebサービスやWebアプリケーションにおいてユーザーから見える部分のことをいいます。具体的には、ユーザーと直接データをやりとりする要素のことです。
HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を用いて、Webサイトの見た目を作ったり、動きをつけたりします。
サーバサイドとフロントエンドの違い
両者の違いを知る前に、サーバサイドとフロントエンドの関係性を解説しましょう。フロントエンドは、サーバサイドに情報をリクエストします。サーバサイドはそのリクエストに応えてレスポンスするという関係です。
このことから、両者は役割が違うことがわかります。フロントエンドの役割は、サーバサイドに必要な情報をリクエストすること。一方サーバサイドの役割は、フロントエンドに要求された情報を送ることです。
また、使うプログラミング言語も異なります。サーバサイドの言語は、PHP、Ruby、Java、Pythonなどに対し、フロントエンドの言語はHTML、CSS、JavaScriptなどです。
サーバサイドエンジニアの仕事内容

サーバ側で開発やデータ処理を行うエンジニアのことを「サーバサイドエンジニア」といいます。この職種の仕事内容を見ていきましょう。
プログラムの開発・保守
サーバサイドエンジニアの主な仕事は、サーバ側の処理に必要なプログラムを開発することです。Webページなどにおいて、ユーザーの目に見えない部分を開発、設計します。また、既存のシステムの不具合を改善したり、新たに機能を追加するといった保守もサーバサイドエンジニアの仕事です。
データ管理
プログラムの開発後にする仕事が「データ管理」です。サーバ側で扱う顧客情報などのデータを管理します。具体的には、データの様式、格納方法、取得方法などの環境設計を考え、実装し、よりよいものに改善していきます。また、不具合が起きた場合のデータのリカバリも行います。
バグの修正
どんなシステムでも、バグやエラーの発生は起こり得ます。そんなときにサーバサイドエンジニアは修正を行います。継続的にシステムが使えるよう、運用していくのも仕事のうちです。
ソフトウェアのインストール・アップデート
サーバサイドエンジニアの仕事のひとつに、ソフトウェアのインストールやアップデートもあります。アプリケーションに使っているソフトウェアは定期的にバージョンの更新があるため、それにシステムが対応できるよう調整、対処します。
サーバサイドで使われるプログラミング言語
サーバサイドでよく使われるプログラミング言語をご紹介。サーバサイドエンジニアを目指すなら、習得しておくとよいでしょう。
Ruby
サーバサイド開発で、使用頻度が高いプログラミング言語が「Ruby」です。Rubyは、オブジェクト指向スクリプト言語で、Webサイト制作、ショッピングサイト構築、SNS開発などで使われます。日本で開発された言語なので、日本人なら学習しやすいのが特徴です。コードがシンプルで書きやすく、読みやすい上に、自動的に複雑な処理をしてくれます。実装は、Ruby on Railsがよく使われますが、SINATRA、Padrino、Hanamiなどでも使えます。
PHP
PHPもRuby同様、使用頻度が高い言語です。コミュニティベースで開発されているオープンソースの汎用プログラミング言語で、サーバサイドで動的なWebページを作るための機能を多く備えています。構文がシンプルで、初心者でも読み書きしやすいのが特徴的です。また、人気があるので、習得しておくと需要が高いプログラミング言語といえます。
Python
Pythonもサーバサイドでよく使われている言語のひとつ。DjangoやflaskなどのフレームワークによってAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を作成することも可能です。
特徴は、構文がシンプルで、少ない行数のコードで多くの処理ができること。そのため、比較的習得しやすいプログラミング言語といえます。また、標準ライブラリが豊富なのも魅力です。
Perl
Perlは、基盤システム開発やWebサービス開発、IoTのシステム開発に適したスクリプト言語です。テキスト処理に優れており、必要な要素を組み合わせるだけで効率よく実装することができます。また、コンパイルが不要なので、実行速度が早いのも特徴です。
Java
汎用性の高いJavaは、さまざまなジャンルで採用されている言語で、サーバサイドでの開発にも用いられています。Java仮想マシンが動作するコンピュータならどんなコンピュータ上でも使え、OSに依存しないのが最大の特徴です。また、開発効率・保守性が高いこと、ライブラリが充実しているのもメリットでしょう。
Javaは学習難易度がやや高めですが、習得すれば、幅広いジャンルで活躍できます。
サーバサイドエンジニアの年収
企業に属しているサーバサイドエンジニアの年収は、20代で約400万円、30代で約500万円、40代で約580万円です。フリーランスになると約800万円が平均年収となります。
年収を見ると、世代が上がるごとに増えています。しかし、サーバサイドエンジニアの世界では年功序列で年収が増えていくというよりは、能力や成果によって年収がアップする傾向にあります。実力をつければ、年収を増やせる職種といえるでしょう。
サーバサイドエンジニアの今後の需要
現在、Web制作の現場では人手不足が嘆かれています。これは、サーバサイドエンジニアもしかりです。そのため、サーバサイドエンジニアの採用募集は多く、なかには未経験からでも就職できる企業もあります。また、データベースを活用した開発やWebアプリケーションの開発が増えていることから、需要が拡大している職種といえます。
将来性のあるサーバサイドエンジニア
システムのサーバ側の業務を担うサーバサイドエンジニア。Webページなどにおいて、ユーザーの目に見えない部分を担当することから裏方のような職種ですが、なくてはならない存在です。スキルを磨きつつ、クラウドの知識も身につけておけば、活躍の場が広がることでしょう。
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