派遣プログラマーになるには?【求人情報あり】メリットや年収、必要なスキルなど

派遣の基礎知識をおさらい

派遣社員として働く、派遣プログラマー。未経験から派遣プログラマーを目指す人も増えており、注目の働き方といえます。そんな派遣プログラマーについて話すうえで、まずは派遣とはどんな雇用なのか確認しましょう。
派遣は「労働者派遣」と呼ばれる雇用形態です。正社員の場合は企業と雇用契約を交わしますが、派遣社員は派遣会社と雇用契約を結び、その派遣会社から勤務先の企業に派遣されます。そのため給料は勤務先の企業ではなく、派遣会社から支払われます。派遣は「登録型派遣」と「常用型派遣(特定派遣)」の2種類に分類できます。登録型は派遣する企業があるときに雇用が成立する契約の形で、常用型は派遣会社の正社員として所属しながら、派遣される企業で仕事する形です。
派遣で働くと、就業時間などの雇用条件について希望を満たしたところに雇用してもらえますし、仕事内容や派遣先の会社を選べて、さまざまな経験を踏めるというメリットがあります。一方で派遣プログラマーのデメリットとしては、ボーナスや退職金などを考慮すると正社員より所得の面で劣るという点があります。さらに法律で、派遣契約期間が最大3年と決められている点があります。
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プログラマーの基礎知識をおさらい

プログラマーは、システムエンジニアが設計した内容にしたがって、詳細の設計やモジュール設計を行い、プログラム言語に翻訳します。システムエンジニアは全体の設計を立て、詳細の設計はプログラマーが担当するという役割分担があります。
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プログラマーの種類

プログラマーといっても、さまざまな種類に分類できます。主なプログラマーの例を挙げてみましょう。
・Webプログラマー
オンラインショップやポータルサイト、企業のWebサイトなど、Webサイトに特化したプログラミングを行います。
・アプリケーションプログラマー
パソコンやスマホのアプリケーションのプログラミングを行うプログラマーです。スマホなどのアプリは数多くの種類があり、それらの開発アプリについてプログラミング開発を行います。
・ゲームプログラマー
ゲーム制作のプログラミングを行います。キャラクターの動きやゲームでの場面の移り変わりなど、専門的な知識が求められます。

プログラマーの年収はいくら?

プログラマーの給料はどのくらいなのでしょうか?令和元年賃金構造基本統計調査によると、男性のプログラマーの平均年収は442.37万円です。女性は366.34万円と、男性より低くなっています。しかし勤続年数が長い人ほど、男女ともに年収が上がる傾向にあります。女性は出産や育児などで仕事を離れる人もおり、そのような状況が男性よりも年収が低いことに影響していると考えられます。
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エンジニアなど似ている職種との違い

プログラマーと混同されやすいのが、システムエンジニアです。システムエンジニアはプロジェクトの要件定義や基本設計など、上流工程に携わります。一方プログラマーは、詳細設計や実装などの下流工程に携わります。システムエンジニアが全体の設計を行い、プログラマーはそれにもとづいて詳細部分の設計を行っていくのが一般的です。しかしプロジェクトの規模の大きさやそれぞれの担当者のやり方次第では、システムエンジニアが要件定義のみ行ったり、プログラマーが要件定義から携わったりすることもあります。
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派遣のプログラマーとして働くメリット

プログラマーが派遣として働くことには、数多くのメリットがあります。

メリット①希望するスケジュールを調整してもらえる

プログラマーという仕事は、割り当てられる業務量が多かったり、短い納期での仕事を任されたりすることから「夜遅くまで働く」というイメージがある方もいるでしょう。働き方改革が進んで残業が少ない職場で働けているプログラマーも増えてきましたが、どうしても残業が生じやすい仕事といえます。しかし派遣社員は、ライフワークバランスがとりやすい働き方です。「週末は出勤しない」など希望を派遣会社に伝えると、そのようなスケジュールに調整してもらいやすいでしょう。派遣社員の雇用先は派遣先の企業ではなく、あくまでも派遣会社ですから、労働スケジュールについて希望を伝えやすいことが強みとしてあります。

メリット②仕事やプロジェクト内容で派遣先を選べる

派遣会社に登録すると「〇〇の会社で△△のプロジェクトに携わる仕事はどうですか?」というふうに、派遣先の仕事の案件について紹介されます。給与や勤務地はもちろん、どのような仕事の内容なのかを最初に確認したうえで派遣先の企業を選べることも、派遣プログラマーのメリットのひとつです。正社員であれば携わる仕事の内容について希望を伝えられても、その通りになるとは限りませんし、ときには本人の希望とは離れた仕事を任されることもあるでしょう。しかし派遣プログラマーなら、事前にどんな仕事に携わるのか確認してから派遣先を決められます。

メリット③仕事内容や環境が合わなければ契約更新しない

仕事をしていると「仕事の内容が自分の興味があるものではなかった」「人間関係があまりよくない」「職場環境が合わない」など、さまざまな不満が生まれてくるものです。正社員として働いている場合、そのような不満があっても任された仕事を責任もって行わなければなりません。また部署異動の希望が、簡単に通るとも限りません。しかし派遣プログラマーなら、まず決められた契約期間まで働き、派遣先企業と派遣プログラマー双方の希望が一致すれば契約を更新していくのが一般的です。つまり派遣プログラマーが、契約更新のタイミングで「更新しない」という選択肢をとることも可能です。仕事内容や職場の環境について「自分と合わない」と感じることがあれば、雇用先の派遣会社に相談するといいでしょう。

メリット④自分のキャリアプランを実現しやすい

プログラマーを目指す人や、すでにプログラマーとして活躍している人は、例えば「アプリケーション開発を中心としたプログラミングに携わって、5年後にはシステムエンジニアになることを目指したい」など、それぞれのキャリアプランがあるでしょう。正社員ではそのような希望を実現できるとは限りませんが、派遣プログラマーなら仕事内容や携わるプロジェクトについて、自分の希望に沿ったものを探しやすく、キャリアプランを実現しやすいといえます。自分が携わりたい案件や伸ばしていきたいスキルに沿って、自分のキャリアを設計しやすいことが特徴です。

メリット⑤大企業・規模の大きなプロジェクトに携わるチャンスがある

派遣プログラマーの派遣先には、大手IT企業や大きなプロジェクトに関するものも含まれます。大手IT企業に正社員として雇用してもらうのは簡単なことではありませんし、そのような企業に雇用されるのはごく一部の人に限られます。しかし派遣プログラマーになれば、そんな大企業の仕事やビッグプロジェクトに携わるチャンスが出てきます。よく知られる企業やプロジェクトに関わることができればプログラマーとしての実績になりますし、そこから次のキャリアステップにつなげやすくなるでしょう。

派遣のプログラマーとして働くデメリットはある?

一方で派遣プログラマーとして働くデメリットとしてあるのは、非正規雇用であるということです。派遣の場合は雇用期間の上限が3年と定められており、契約期間は数年程度が一般的です。仕事内容が自分の希望するもので、職場の人間関係も良好で居心地がよかったとしても、3年より長く働くことはできず、その後は別の派遣先を探さなければなりません。自分が合わないと感じたら派遣先を変えやすいのは派遣プログラマーのメリットですが、新しい環境で一から仕事を覚えて人間関係を作るのは大変です。またプログラマーの給与は比較的高いですが、派遣社員にはボーナスがないことも多く、給与や福利厚生の面で、正社員と比べてどうしても劣る場合が出てくるでしょう。

派遣のプログラマーの時給と年収相場はいくら?

一般的に給与が高いといわれるIT業界ですが、派遣プログラマーの年収はどのくらいでしょうか。プログラマーとして派遣で働く場合、時給の目安は2000円前後です。月収として考えれば20~30万円ほど、年収なら300~400万円が相場といえるでしょう。しかしスキルや経験を積むことで、さらなる年収アップも可能です。例えば実務経験が数年ほどの派遣プログラマーは年収300万円前後ですが、経験を重ねていくことで、派遣会社に交渉して時給アップをかなえたり、さらに時給の高い派遣先に変わったりできる可能性が出てきます。実務経験が5年ほどになれば、年収は400万円前後が期待できるでしょう。

未経験でも派遣のプログラマーになれる?

プログラマーを目指す人にとって、未経験でも派遣プログラマーになれるのかどうかが気になるところでしょう。プログラマーに限らずIT業界全体で人手不足が進んでおり、プログラマーも不足しているのが現状です。実際に情報処理推進機構(IPA)が発表した「デジタル時代のスキル変革等に関する調査(2021年度)企業調査報告書」によると、IT関連の人材について「大幅に不足している」と答えた企業は30.6%、「やや不足している」と答えた企業は45.9%にのぼっています。そのため未経験であっても、派遣プログラマーとして働く可能性はあるといえるでしょう。独学で勉強したり必要なスキルを身につけたりして、その可能性を広げていくことはできるのです。
デジタル時代のスキル変革等に関する調査(2021年度)企業調査報告書(IPA)
https://www.ipa.go.jp/files/000097874.pdf

未経験でも派遣のプログラマーを目指せる理由

実務経験がない人であっても、派遣のプログラマーとして働く可能性がある理由についてさらに見てみましょう。

理由①プログラマーが不足している

上述したように、プログラマーをはじめとしてIT業界全体で人材不足が加速しています。それに加えて、新型コロナウイルスのパンデミックを機に、ショッピングや動画サイト、オンライン会議など、さまざまなオンラインでのサービスがさらに増えました。その結果、プログラミングのスキルを持っている人材が多様な業界で求められるようになってきており、派遣プログラマーを雇用したい企業は増えています。未経験であっても「自分で勉強したい」「経験を積んでいきたい」という意欲があれば、そのポテンシャルを評価されて、派遣プログラマーとして雇用される可能性があります。

理由②プログラミングを勉強しやすい

これまでもプログラミングを独学する人は多くいました。市販されているプログラミングの書籍なども多くあり、それらを使って自分でプログラミングスキルを学ぶことができました。しかし現在では、それらの参考書に加えて、オンラインで無料の学習動画を探したり、Webサイトでさまざまな情報を学んだりすることができます。例えばYouTubeで「プログラミング 学習」と検索すれば、プログラミング言語について学べる動画が数多くあることに気づくでしょう。また優良なオンラインスクールもありますから、プログラミングについて知識を得る選択肢が広がり、学びやすい環境になってきているといえます。自分のライフスタイルに沿って、最適なやり方でプログラミングを勉強できるでしょう。

理由③これまでの経験を活かせる

同じIT業界からプログラマーに転向したり、別の業界からプログラマーを目指したりするケースもあります。IT業界で働いていた人なら、プログラマーがどのような役割を担い、どんなプロセスでプロジェクトが進むのか把握していることが多く、そのような経験が活かせるでしょう。また別の業界にいた人でも、その業界で使われるシステムについて理解していれば、システムの仕様に関する要件定義に経験が活かせます。 未経験であっても、自分で設計、開発したポートフォリオなどを用意したり、どんなプログラミング言語が使えるのかわかるものを用意したりと、工夫してアピールしていくといいでしょう。

派遣のプログラマーになるために学ぶべきスキル・知識

派遣プログラマーとして活躍するために、学ぶべきスキルや身につけておくべき知識などについて整理しておくことをおすすめします。これらを履歴書にまとめて、アピール材料にするといいでしょう。

スキル

プログラマーとして求められるスキルの基本に、プログラミングスキルがあります。しかし派遣先の企業や携わる案件によって、求められるスキルレベルは異なります。未経験の派遣プログラマーなら、求められるスキルレベルは決して高くありません。プログラミング言語の基本構文を理解するなど、基礎的なレベルを把握していれば大丈夫でしょう。しかし実務経験を積んだプログラマーに対しては、フレームワークを活用した開発スキル、ライブラリを作成するスキル、プログラムからデータベースを操作するスキルなど、幅広いスキルが求められることになるでしょう。それに加えてプログラミング関連の周辺の知識なども持っていると、さらにプラスになります。

言語

プログラミング言語は数多くあり、それぞれに特性があります。特に派遣プログラマーとして需要があるのはJavaです。大規模なシステムの開発から、Android向けのアプリケーション開発まで、さまざまな分野で使われています。またPythonはライブラリが豊富で、AI分野でもよく使われます。C#やC++などは、ゲーム開発の分野でよく利用されます。これらのプログラミング言語の中から、自分のキャリアプランで極めていきたい言語をチョイスしたり、需要のある言語を学んだりしておくといいでしょう。また新たな派遣業務のなかで、これまで習得していなかった新しいプログラミング言語を勉強するケースも多いものです。派遣プログラマーとして活躍するためには、常に「新しい言語を学んでいきたい」という姿勢が大切になります。

知識

知識の面では、プログラミング理論の知識が求められます。プログラミング理論とは、コンピュータのプログラムが持つ性質や、その構造に関する理論のことです。コーディング標準、コーディング規約などをもとに、ソフトウェアの品質を高めるために使われる考え方です。プログラミング理論にもとづいて各種のシステムを設計・開発することが、その品質やプログラミング工数にもつながっていきます。派遣プログラマーも、そのようなプログラミング理論の知識を身につけておくと強いでしょう。

未経験の方が重要視すべきスキル・知識

未経験の派遣プログラマーにとって、ここで挙げたスキルや知識のほかに大切にしたいのが、コミュニケーション能力や論理的思考です。プログラマーは専門職で、ひとりで黙々と仕事をするというイメージがあるかもしれません。しかし実際はプログラマーが顧客とコミュニケーションをとって細かいリクエストを聞いたり、他のプログラマーとチームを組んで開発を進めたりします。そのような人と人とのコミュニケーションがあるのは一般的なことですから、さまざまな立場の人とスムーズにコミュニケーションを取れるという資質は大切です。

また論理的思考力も重要です。課題や問題解決のためにロジカルに筋道を立てて考えることは、プログラミングの基本的な考えです。思い付きや行き当たりばったりで対応するのではなく、体系的に考えられる思考があるといいでしょう。

派遣会社を選ぶ際のポイント

派遣プログラマーとして働きたいとき、派遣会社をどのように選べばいいでしょうか。

ポイント①福利厚生がしっかりしている会社

派遣会社は自分を雇用する企業になります。つまりその派遣会社がどのような福利厚生を提供しているのかということが、生活に影響してきます。社会保険制度があるのか、有給休暇は年間何日もらえるのかなど、福利厚生の内容を確認しておきましょう。

ポイント②スキルアップ支援がある派遣会社を選ぶ

特に未経験者や経験が浅い方なら、スキルアップの支援制度が充実している派遣会社がいいでしょう。e-ラーニングや研修支援制度等などを設けて、各種のプログラミング言語習得の機会を提供している派遣会社も多くあります。そのようなサポート体制を利用して、自分のスキルアップを図ることで、よりよい条件の仕事につける可能性が高まります。

ポイント③複数の会社に登録する

派遣会社といっても数多くあります。そこで複数の派遣会社に登録しておくといいでしょう。自分が希望するジャンルの案件を多く扱っている派遣会社を含め、いくつかの会社に登録しておけば、より適した案件を紹介してもらいやすくなります。

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これからの時代に求められる派遣プログラマー

人材不足が指摘されるIT業界で、プログラマーの不足も進んでいます。これからの時代でますます需要が高まるプログラマーはそれだけチャンスが多い仕事で、未経験であってもチャレンジしやすくなっているのです。派遣プログラマーなら未経験から始めて、やがて専門性を高めていくことも夢ではありません。プログラミングに興味を持っているなら、派遣プログラマーという働き方を考えてみてはいかがでしょうか。

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