スマホアプリ開発者に求められるプログラミングのスキルとは?

スマホアプリ開発者に必要とされるスキルにはどのようなものがあるのでしょうか。今回はプログラミング言語を中心に、一般的に必要とされるスキルとその学習方法をご紹介します。
開発に必要なプログラミング言語
開発者としてどんなプログラミング言語を習熟するかは重要なポイントです。スマホアプリの場合はAndroidとiOSという二分されるプラットフォームが存在する事情もあって、その選択に悩む人も多いでしょう。
Androidの場合
Androidアプリ開発で最も多く使用されているプログラミング言語は「Java」です。これはC言語やC++をベースとして作られたオブジェクト指向をサポートする言語で、Androidだけではなく、携帯電話(ガラケー)アプリ、UNIX系アプリなどでも使用されています。
また、「C言語/C++」はWindowsやUNIX、LinuxなどOSの開発に始まり、PC用の一般的なパッケージアプリ、コンシューマーゲームの開発までさまざまなシステムやサービスに使われています。スマホアプリではAndroid NDKを使うことでAndroidアプリを開発することが可能です。また、C++Builderという統合開発環境を使えば、C++でAndroid、iOSアプリ双方に対応したネイティブアプリも開発できます。
iOSの場合
一方、iOSアプリ開発のスタンダードといえるプログラミング言語は「Objective-C」です。C++と同じC言語ベースのオブジェクト指向言語ですが、両者は歴史的にも言語仕様もまったく異なっています。
Objective-CはMac OS Xでプログラミングをする際の公式開発言語としても知られており、開発環境、デバッグツールとしてはXcodeが用いられます。そして、2014年6月のApple社のカンファレンス「WWDC」でObjective-Cに代わる言語として発表されたのが「Swift」です。iOSアプリとしてはiOS 7以降に対応しており、Swiftを利用できる統合開発環境としてXcode 6が公開されています。SwiftはObjective-Cよりもプログラムコードの作成が簡単なスクリプト言語に近い仕様になっています。またSwiftは2015年12月にオープンソース化したこともあり、無料で学習できる初心者向けの環境が充実してきています。
Webアプリ用の言語
上記以外には、「HTML5/CSS/JavaScript」も注目されています。HTML5はWebアプリを開発するためのプラットフォームとなることを目指して仕様が決められたHTMLの最新版です。ブラウザで動くWebアプリはAndroidとiOSというプラットフォームの違いを気にする必要がありません。
前述の「Java」や、オブジェクト指向のスクリプト言語である「Ruby」などはWebアプリでも使える汎用性を備えていますが、そのほか「PHP」というWebアプリで使うことに特化した言語もあります。
スマホアプリ開発者として活躍するには、プラットフォームやアプリのジャンルに応じて、これらの言語から得意とするものを見つけ出していく必要があります。もちろん、すべての言語に精通していればそれだけフィールドが広がりますが、まずは1つか2つをマスターすることを目指し、必要に応じて新しい言語を勉強していくのが定石でしょう。
プログラミング以外の必要なスキル
英語リーディングのスキル
プログラミング言語以外には、英語に通じていることも求められます。Android、iOSともにアプリケーション開発のガイドラインや最新技術の情報は英語で記載されていることが多く、英語を話せる必要はそれほどなくても、読むことができないと何かと不便です。英語のリーディングスキルがあれば、エンジニアとしての優位性が増すといえるでしょう。そのためTOEICなどの資格で高得点を取得していれば転職時などに評価されやすくなります。
UI/UXのスキル
より多くの人に使ってもらえるスマホアプリを開発するには、そのアプリの用途や目的に応じて最適なUI/UXデザインを考えることが重要です。UI/UXに関わる知識だけでなく、ユーザーテストの設計や分析を行う能力、そしてアイディアを図などで視覚的に伝えるスキルが必要になります。UI/UXについて未経験の方は、まずは各プラットフォームの公式Webサイトで公開されている、UI/UX設計についてのガイドラインを読み込むことから始めると良いでしょう。
マーケティング・経営的なスキル
スマホアプリ開発はさまざまな情報をもとに企画設計されるものです。同ジャンルのアプリとの差別化を図るためのオリジナリティや、集客などのマーケティング的要素についても熟考することが求められます。そのためユーザーニーズを探るための調査方法や、開発コストへの配慮が必要になることもあるはずです。そうした情報や要素を迅速かつ丁寧にまとめる技術を身に付けるには、考えるべきポイントをパターンに当てはめてまとめていくビジネスフレームワークを用いた考え方などが役に立つでしょう。
スマホアプリ開発者の仕事には、プログラミングに代表される専門性の高いスキルと知識、そして要求される要素や機能をアプリに落とし込む際には、多ジャンルに及ぶ幅広い見識や感覚も必要になります。自分の得意なものは何か、苦手なものは何かを考え、どんなスキルを身に付けていけば良いのかを、一度、整理して考えてみてはいかがでしょうか。
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