RPAの資格「RPA技術者検定」の取得方法やメリットを解説

RPA技術者検定とは

「RPA」とは「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略。データ抽出や電子メールの受信、簿記システムへの入力などの単純作業を、人の代わりに自動で行うツールです。さまざまな業界で人手不足の問題がある中、RPAツールを利用する企業は今後ますます増えていくものと予想されます。そしてRPAツールを使用した経験のある人が、ツールの運営や管理に必要となります。
しかし、RPAツールの経験者といっても、持っている知識やスキルのレベルは異なるため、それを把握するためにRPAの資格が注目されるようになっているのです。
日本のRPAツールとして有名なのは、「UiPath」「WinActor」「BizRobo」「Blue Prism」「Automation Anywhere」の5つ。このそれぞれのツールごとに、資格試験が設けられています。

RPAを取得するメリット

RPAの資格を取得するメリットとして、どんなことが考えられるでしょうか?

WinActorを使いこなせるようになる

日本でトップシェアのPRAツールが「WinActor」です。このWinActorを使いこなせるスキルがあれば、さまざまな企業で活躍の場があるでしょう。

RPA技術の客観的な評価として自己アピールできる

履歴書に「PRAツールの使用経験あり」と記載しても、その技術や知識レベルを正しく伝えることは難しいもの。そんなときに、客観的に技術を評価するのがRPA技術の資格です。転職や就職などのビジネスシーンで、自分のスキルのアピールにおおいに活用できます。

ロゴを名刺に記載可能、業務上でアピールできる

RPA技術の資格の多くが、資格取得者に対して名刺などに印刷することを許可しています。資格を取得したときは、ぜひ名刺などに入れて自己アピールツールとして利用しましょう。

「RPA技術者検定」資格取得のための勉強法

WinActorの技術を評価する資格が「 RPA技術者検定」です。この資格取得のためには、どのように勉強すればいいでしょうか?

研修や講座を利用する

資格試験を主催している企業やパートナー企業などが、資格取得のために研修や講座を開くことがあります。無料のものは初心者でも始めやすいものが多く、有料なら短期間でポイントを抑えながら学べるものがあるでしょう。

参考書やテキストを使用

RPA技術者検定に向けた、市販の参考書や問題集などがあります。過去問にトライしたり、基本的な知識を身に付けたりしながら、学ぶことができます。勉強のための時間がなかなか取れないビジネスマンなどには、向いているかもしれません。

実務でBot作成

RPA技術は、教科書で学ぶだけでなく、実践の場面で使うことで身に付いていきます。ビジネスで使っており、もし可能なら、ぜひ実務でBotを作成するなどチャレンジしてみましょう。

RPA資格の種類・取得方法・試験費用

日本で利用されているPRAツール「UiPath」「WinActor」「BizRobo」「Blue Prism」「Automation Anywhere」それぞれの資格について、取得方法や試験費用を順に見ていきましょう。

UiPath

UiPath社が開発したRPAツール「UiPath」。このUiPathが認定する資格が「UiPath Certified Professional(UCP)」です。「UiPath RPAアソシエイト資格試験」と、それより上級の「UiPath RPA デベロッパー上級資格試験」の2種類があります。

試験形式

UiPath RPA アソシエイト資格試験:多項選択式
UiPath RPA デベロッパー上級資格試験:多項選択式ほか

出題数

UiPath RPA アソシエイト資格試験:公開されていません
UiPath RPA デベロッパー上級資格試験:公開されていません

試験時間

UiPath RPA アソシエイト資格試験:90分
UiPath RPA デベロッパー上級資格試験:120分

合格基準

UiPath RPA アソシエイト資格試験:70%
UiPath RPA デベロッパー上級資格試験:70%

価格

UiPath RPA アソシエイト資格試験:英語版$150、日本語版16,000円
UiPath RPA デベロッパー上級資格試験:英語版$200、日本語版22,000円

合格特典

合格者は証明書とデジタルバッジを取得できます。

URL

UiPath Certified Professional
https://www.uipath.com/ja/learning/certification

WinActor

「WinActor」は、NTTグループが2010年に開発したRPAツールです。日本で使われているPRAツールは、英語でのサポートしか無いものが多いのですが、 WinActorは日本語でのサポート体制が充実している特徴があります。そして WinActorの技術を評価するのが、NTTデータが主催する「RPA技術者検定」です。レベルの優しい順に、「アソシエイト技術者」「エキスパート技術者」「プロフェッショナル技術者」の3段階があります。プロフェッショナル技術者の試験内容と詳細については、公開されていません。

試験形式

アソシエイト技術者:実技試験(他肢選択式)
エキスパート技術者:選択式問題、実技試験問題

出題数

アソシエイト技術者:50問
エキスパート技術者:選択式問題30問+実技試験問題3問

試験時間

アソシエイト技術者:60分
エキスパート技術者:120分

合格基準

アソシエイト技術者:正答率7割以上
エキスパート技術者:発表されていません

価格

アソシエイト技術者:7,150円
エキスパート技術者:27,500円

合格特典

合格者には認定証が発行され、名刺などに記載可能です。

URL

RPA技術者検定
http://watest.jp/

BizRobo

国内2,200社以上で導入されている「BizRobo」。RPA テクノロジーズ株式会社が、この技術について評価する資格試験「BizRobo! 検定」を実施しています。この試験では、「BizRobo! 基礎検定(DS検定/DA検定)」と「BizRobo! 認定開発者検定」の2つがあります。DS検定はDS(Design Studio)開発のための知識を証明する試験で、DA検定はDA(Device Automation/Desktop Automation)開発 のための知識を証明する試験です。

試験形式

BizRobo! 基礎検定:4択問題
BizRobo! 認定開発者検定:実技試験

出題数

BizRobo! 基礎検定:40問
BizRobo! 認定開発者検定:1問または2問

試験時間

BizRobo! 基礎検定:40分
BizRobo! 認定開発者検定:240分

合格基準

BizRobo! 基礎検定:70%以上
BizRobo! 認定開発者検定:50点以上

価格

BizRobo! 基礎検定:2,200円
BizRobo! 認定開発者検定:27,500円

合格特典

BizRobo! 基礎検定:BizRobo! LAND Communityサイトでのアイコンの枠が、DS検定とDA検定のどちらかを合格したら銀色に、両方に合格したら金色になります。
BizRobo! 認定開発者検定:名刺にロゴを掲載できます。

URL

BizRobo! 検定
https://rpa-technologies.com/academy/

Blue Prism

Blue Prism社が提供するRPAツール「Blue Prism」で、この技術を評価するのが「Blue Prism Certification Program」です。レベルに応じて6段階があり、日本では「Blue Prism デベロッパ」「Blue Prism プロフェッショナルデベロッパ」「Blue Prism プロセスソリューション設計」のみ、日本語または英語で試験を受けることができます。また「インフラ基盤担当者向け認定試験(基盤設計)」と「インフラ基盤担当者向け認定試験(インストール)」は、英語のみの受験となります。

試験形式

Blue Prism デベロッパ:多肢選択式
Blue Prism プロフェッショナルデベロッパ:多肢選択式
Blue Prism プロセスソリューション設計:多肢選択式

出題数

Blue Prism デベロッパ:60問
Blue Prism プロフェッショナルデベロッパ:50問
Blue Prism プロセスソリューション設計:27問

試験時間

Blue Prism デベロッパ:60分(英語の場合は90分)
Blue Prism プロフェッショナルデベロッパ:60分(英語の場合は90分)
Blue Prism プロセスソリューション設計:60分(英語の場合は90分)

合格基準

Blue Prism デベロッパ:70%
Blue Prism プロフェッショナルデベロッパ:70%
Blue Prism プロセスソリューション設計:70%

価格

Blue Prism デベロッパ:11,500円
Blue Prism プロフェッショナルデベロッパ:11,500円
Blue Prism プロセスソリューション設計:11,500円

合格特典

合格者はデジタルバッジを取得できます。

URL

Blue Prism Certification Program
https://www.blueprism.com/uploads/resources/white-papers/Blue-Prism-Onboarding_v1_8_4.pdf

Automation Anywhere

Automation Anywhere社のツール「Automation Anywhere」の資格試験が、「Automation Anywhere Certification」です。「Essentials RPA Certification(学生が対象)」「Master RPA Professional」「Advanced RPA Professional」の3段階があり、試験はいずれも英語です。

試験形式

Advanced RPA Professional:多肢選択式
Master RPA Professional:多肢選択式+実技試験

出題数

Advanced RPA Professional:40問
Master RPA Professional:60問+実技試験3問

試験時間

Advanced RPA Professional:60分
Master RPA Professional:60分+実技試験は2週間

合格基準

Advanced RPA Professional:70%
Master RPA Professional:選択式は80%、実技は75%

価格

Advanced RPA Professional:$50
Master RPA Professional:$100

合格特典

合格者にはデジタル認証が発行されます。

URL

Automation Anywhere Certification
https://university.automationanywhere.com/certification/rpa-certification/

自分のビジネスに資格が必要か考えよう

RPAツールの利用は増加し、RPAツールの知識やスキルを持った人材は企業にとって大切な存在となっていくでしょう。そんな場面でPRAの資格を持っていると、アピールになるので大きなメリットとなります。しかし資格の取得には時間も費用もかかりますから、自分のビジネスでRPAの資格が本当に必要なのかを考えた上で、取得するべきか判断するといいでしょう。

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