CCNAとは?資格のメリット・難易度を解説

CCNAとは?

ITエンジニア、特にネットワークエンジニアには必須の資格CCNA。まずはその概要を確認しましょう。

世界で使える資格、CCNA

CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、今や世界中のネットワークを支えていると言える世界最大手のネットワーク機器メーカー「シスコシステムズ(Cisco Systems、以下シスコ)」が行っている資格試験。同社が設定しているシスコ技術者認定ロードマップに基づいて、ネットワークエンジニアのスキルを認定しています。IT業界で最も知られている資格と言えるでしょう。
シスコはネットワーク、ワイヤレス、セキュリティなど、21世紀の社会を支える製品を生み出しています。CCNAは、シスコの数ある製品の中でも主力製品である「Ciscoルータ」「Catalystスイッチ」といったITネットワークの中核となる製品を扱うことができるスキルを持っていることの証明となります。
また、CCNAは世界共通の資格であり、CCNAを手にすることは、シスコのネットワーク同様、世界で活躍するためのパスポートを手にすることになります。

CCNA保有者数・受験者数

CCNAの保有者数・受験者数について、シスコは発表していません。ネットワーク技術は日々進化し、シスコの製品・テクノロジーも常に急スピードで進化しています。CCNAの内容も進化し・多様化しているため、単に保有者数・受験者数を発表することに価値を置いていないのでしょう。

CCNA取得のメリット

CCNA取得にはさまざまなメリットがありますが、大きくまとめると、次の2つがあります。

世界で通用する資格である

前述したとおり、CCNAは世界最大手のネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズの認定資格であり、世界中で実施されています。つまり、CCNAは世界共通のスキルを持っていることを表す「世界で通用する資格」です。

自身のスキル・市場価値を把握できる

CCNAに限らず、資格の大きなメリットは、自分が持つスキル、そして自分の市場価値を把握する機会になることです。
CCNAでは、シスコ製品に関する知識はもちろん、ネットワークの知識が問われますが、さらに、自分のスキルや知識を棚卸しし、チェックする絶好の機会になります。「今必要とされているスキル、今後不可欠となるスキル」を再確認できる機会と言えるでしょう。
もちろん、日常業務を通してスキルや知識を身につけていくことは大切なことであり、最も実務的で、確かな手段です。ですが日常業務だけでは、偏りが生まれる可能性があります。
自分のスキルや知識、そして自分の市場価値を把握するために、ぜひCCNAを活用してください。

CCNAの受験情報

CCNAは2020年2月に大幅改訂がありました。旧試験と比較しつつ、新試験の概要をご紹介します。

CCNAはキャリアの土台

シスコ技術者認定ロードマップはこれまで5つのレベルに分かれていましたが、2020年2月に改訂され、4つのレベルになりました。「アソシエイト」「スペシャリスト」「プロフェッショナル」「アーキテクト」です。
CCNAはIT業界においてキャリアを築いていくための第一歩となる「アソシエイト」レベルの資格です。

9つの分野が1つに大改訂

さらにCCNAは以前は、9つの分野に細分化されていました。「クラウド」「データセンター」「セキュリティ」「ワイヤレス」「ルーティング&スイッチング」などです。そしてCCNAと言えば、一般的には「ルーティング&スイッチング」のことを指しており、CCNAの中で最も人気の資格でした。
2020年2月の改訂によって、この9つの分野は1つにまとめられました。「9つを1つに」という改訂は、それだけ聞くと乱暴にも思えますが、そこには大きな意味があります。
つまり、技術が進歩し、デジタルネイティブと呼ばれる世代が増えていくなか、ソフトウェア、ネットワーク、インフラなど、従来は別々に扱われてきた要素はますます関係性を深め、相互に連携し合うものになってきています。かつてのように個別に扱い、対応していくだけではもうユーザーのニーズに応えることはできなくなってきています。
そしてまた、そうした環境のなかでキャリアを築いていくには、ネットワーク、セキュリティ、自動化など、必要なスキルを幅広く理解している必要があります。
CCNAは、そうしたスキルに幅広く対応するための土台となり、今後、さまざまな方向にキャリアを気付いていくための出発点となるように生まれ変わりました。

試験時間・出題形式

改訂に伴い、試験も変わりました。以前、CCNAルーティング&スイッチングの試験は対応する試験が3つあり、認定も2パターンありましたが、改訂後は試験1つ、「200-301 CCNA」のみとなりました。

試験時間は120分、ネットワークの基礎、ネットワークアクセス、IPコネクティビティ、IP サービス、セキュリティの基礎、および自動化とプログラマビリティを問う問題が出題されます。

出題形式は、主に「選択問題」ですが、コマンドや特定の数値をフォームに入力する問題、長文に回答していく問題、シミュレータ上で機器を操作する問題などもあります。

なお出題形式は、シスコのWebサイトにある「認定試験チュートリアル」で確認できます。

CCNAの合格率

CCNAの試験はPCを使って行われます。そのため、受験者ごとに問題が異なり、合格率も異なります。満点は1000点ですが、概ね800点〜900点が合格点で、合格率は50%
〜60%と言われています。
ただし、試験内容の改訂によって出題範囲が広がったため、難易度は上がっていると言えるでしょう。

CCNAの勉強方法

CCNAはITエンジニアとして“土台”となる資格。その勉強方法を見ていきましょう。

勉強方法1:最低限の基礎知識を身につける

IT業界では、新入社員研修の一環としてCCNAの資格認定を目標とする企業もあります。初心者や未経験者でも取得は可能ですが、その場合は、なによりもまず、ネットワークの基礎知識を身につけることが不可欠になります。
初心者、未経験者の方はネットワークの基礎を解説した参考書・入門書を手に入れてください。CCNAの参考書は、試験内容だけでなく、ネットワークの基礎知識を習得できる内容になっています。
また、参考書以外にも、今はCCNAに必要な基礎知識を学ぶことができるWebサイトが数多くあります。自分のスタイルに合わせて、選んでください。ただし、どちらも2020年の改訂に対応した内容になっていることを確認してください。

勉強方法2:問題集を解く

基礎知識を身につけた後は、問題集です。資格試験対策としては、参考書で知識を深めていく方法もありますが、それよりも問題集を繰り返し解き、不正解だった問題をチェックして、理解が浅い分野や苦手分野をなくしていく方が効率的でしょう。
CCNAの問題集は各社から出版されていますが、こちらも購入時は2020年の改訂に対応していることを確認してください。
またシスコからは英語ですが、公式のガイド本が出ており、問題集や動画トレーニングも収録されています。専門用語が使われていますが、難しい英語ではないので、英語が苦手でなければ有効な問題集になります。

勉強方法3:学習サイトを活用

学習サイトも有効な勉強方法になります。ITエンジニアを目指す方であれば、自宅のネット環境の整っているでしょう。学習サイトには、試験対策として、数多くの問題があるほか、わからないことをユーザー同士で教え合うこともできます。

CCNAでキャリアをスタートさせる土台をつくる

ITネットワークは世の中を支えるインフラ、その役割と重要性は大きくなる一方です。CCNAはその重要なインフラを支え、新たな可能性を開く人材になるための土台と言えます。ここでは、CCNAの基礎情報、CCNA取得のメリット、受験情報、勉強方法などをご紹介しました。CCNAを取得して、ITエンジニアとしてのキャリアを切り開いていくための第一歩を踏み出してください。

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