C言語資格検定の「C言語プログラミング能力認定試験」について解説!難易度やおすすめ参考書をご紹介

C言語プログラミング能力認定試験って?

「C言語プログラミング能力認定試験(C-Language Programming Skills Qualification Test)」は、サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催するC言語に関する試験です。C言語を使って、言語処理やユーティリティなどの応用プログラムを作成する能力を認定します。

そもそもC言語とは?

C言語は、1972年に開発されたプログラミング言語です。汎用性が高く、さまざまな分野で用いられていることに加え、C言語をもとにして、C++、Java、C#など、いわゆる「C系」と呼ばれるプログラミング言語が登場するなど、現代のプログラミング言語の代表的存在ともいえる言語です。汎用性が高く、プログラムの実行速度が速いことから、基幹系システムから、ゲーム開発、スマートフォンのアプリ開発まで幅広い分野で使われています。
C言語は、現代のプログラミング言語の基礎ともいえる存在なので、プログラミングを学ぶときに、最初にC言語を学ぶと、幅広い応用力を身につけることができます。ただし、その後に登場した言語に比べると、難易度が高いといわれています。

難易度・合格率について

C言語プログラミング能力認定試験は、3級から1級の3段階に分かれており、3級から2級、1級と難易度が上がっていきます。それぞれ詳細に見ていきましょう。

3級は、「C言語の概念を理解し、簡単なプログラムが書ける。」が認定基準です。C言語の基礎知識を理解し、基本的なプログラミングスキルが問われます。ただし、難易度はさほど高くなく、初心者でも合格を目指すことができます。
2級は「小規模のプログラム(500行程度)が適切に(理路整然、簡潔、正しく、速く)書ける。各種基本アルゴリズムを理解している。」が認定基準です。プログラマとして活躍を目指すのであれば、2級はぜひクリアしておきたい資格です。
1級は、「C言語を駆使し、応用プログラム(言語処理系、ユーティリティなど)が作成できる能力を有する。また使用しているOSについて理解をしている。」が認定基準です。3級、2級はブラウザを使ったリモートでの選択試験ですが、1級のみ、パソコンを使ったCUIベースの実技試験が行われます。
合格率は級ごとには公開されておらず、全体の数字のみですが、2020年度の平均合格率は64.0%になっています。

試験スケジュールについて

年度ごとに、3級は3回(6月、9月、1月)、2級と1級は2回(6月、1月)行われます。
受験資格に制限はなく、いきなり1級を受験することもできます。
受験料は税込みで、3級:5,200円、2級:6,400円、1級:7,800円です。

資格を取るメリット

C言語プログラミング能力認定試験に限らず、試験はダイレクトに仕事に結びつくものではありません。しかし、昇級や転職の際に一定のアピールポイントになることは事実です。
3級は初心者レベルの資格なので、キャリア上のメリットはあまりありませんが、2級を取得していれば、C言語の知識とスキルについて、一定のアピールになります。1級は知識とスキルをさらにアピールすることができます。
また、資格取得はキャリア上でのメリット以外に、資格取得のためにあらためて学習する機会を設けることで、自分の知識やスキルを見直したり、棚卸しする機会につながります。キャリア形成、そして知識やスキルの見直しなどに、C言語プログラミング能力認定試験は有効活用できます。

階級別試験内容と合格基準

3級、2級、1級、それぞれの試験内容と合格基準を見ていきましょう。

3級

認定基準:C言語の概念を理解し、簡単なプログラムが書ける。
試験時間:60分
出題形式:リモートWebテスト:多岐選択式問題
出題内容:C言語プログラミングに必要なプログラミング知識・技能(プログラムの空欄を補完する問題を含む)
問題数:テーマ別大問6問
合格基準:得点率60%以上

2級

認定基準:小規模のプログラム(500行程度)が適切に(理路整然、簡潔、正しく、速く)書ける。また各種基本アルゴリズムを理解している。
試験時間:90分
出題形式:リモートWebテスト:多岐選択式問題
出題内容:C言語プログラミングに必要なプログラミング知識・技能(プログラムの空欄を補完する問題を含む)
問題数:テーマ別大問8問
合格基準:得点率60%以上

1級

認定基準:C言語を駆使し、応用プログラム(言語処理系、ユーティリティなど)が作成できる能力を有する。また使用しているOSについて理解をしている。
試験時間:150分
出題形式:実技試験(パソコン使用)
出題内容:事前に公開しているテーマプログラム(1,700行程度)に対する仕様変更、仕様追加に対応したプログラム作成(コーディング・入力・コンパイル・デバッグを含む)、および変更仕様書の作成を行う。
問題数:2問
合格基準:得点率60%以上

資格勉強のおすすめ参考書・問題集

C言語プログラミング能力認定試験の勉強におすすめの参考書と問題集を紹介します。参考書は数多くありますので、理解度に応じて、最適なものを選んでください。ここでは主に初心者〜中級者向けの参考書を取り上げます。

スッキリわかるC言語入門

題名のとおり、C言語の入門編、初心者向けの参考書です。760ページとボリュームのある参考書ですが、通常の解説文の間に、ときおり対話形式の解説が交じり、図解も豊富でわかりやすい構成になっています。またインストール不要で利用できる仮想環境も提供されています。

苦しんで覚えるC言語

題名は刺激的ですが、C言語の初心者向けに、C言語の基本機能を体系立てて解説した参考書です。もともとネット上で公開され、人気となった講座を書籍化したものなので、内容とわかりやすさは証明済みといえます。

新・明解C言語 中級編

入門書のプログラムは理解できるものの、自分でプログラムを書くことはまだできないなど、初心者から中級者へのステップアップを目指す人に最適な参考書です。「数当てゲーム」「記憶力トレーニング」「タイピング練習」など、実際にプログラム開発を行いながら、C言語の学習を進めていきます。

C言語プログラミング能力認定試験 過去問題集

試験を実施しているサーティファイ情報処理能力認定委員会が出している過去問題集。3級、2級、1級それぞれの過去問題集があります。過去問題集を解くことで、試験の難易度を知ることができます。

その他のプログラミングに関する資格

C言語プログラミング能力認定試験のほかにも、プログラミングに関する試験が実施されています。代表的な試験を紹介します。

情報処理技術者試験

情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づいて、経済産業省が情報処理技術者としての知識・技能を認定する、情報処理に関する唯一の国家試験です。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施しています。もっとも基本的な「ITパスポート試験」から、「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」、さらには専門領域の高度な知識・技能を問う試験まで、複数の試験に分かれています。

Oracle認定Java資格

Javaは、冒頭に紹介した「C系言語」の1つで、今、最もよく使われているプログラミング言語といわれています。Oracle認定Java資格は、Javaの開発元であるOracle(オラクル)が運営している資格です。難易度によって「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」に分かれ、シルバーとゴールドは世界共通の資格として扱われています。Javaは「Write once, run anyway」を掲げており、その汎用性の高さから、企業の基幹システムからクラウドサービス、IoTまで、幅広い分野で使われています。

Python3エンジニア認定

多くのプログラミング言語の中で、最近、人気を集めているのがPython(パイソン)です。Pythonも汎用性に優れたプログラミング言語ですが、特にAIや機械学習の分野に強く、Pythonのプログラマは世界中で引っ張りだこになっています。
Python3エンジニア認定は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が運営しており、基礎試験とデータ分析試験の2つに分かれています。

C言語プログラミング能力認定試験で基礎と応用力を身につける

C言語は、今、世界中で使われているプログラミング言語の「源流」といえるものです。C言語をマスターすることは、プログラミングの基礎を固め、応用力を身につけることといえます。C言語プログラミング能力認定試験はそのための最適な手段となります。

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