おすすめのサーバサイドプログラミング言語をご紹介!エンジニアの仕事内容や特徴についても解説!
サーバサイドとは

現在のITシステムのほとんどは「クライアントサーバシステム」でできています。ITシステムを、サービスを処理・提供する「サーバ」と、サービスを要求・利用する「クライアント」に役割や機能を分けて設計・開発するシステム・考え方です。ユーザーに対して、サーバとクライアントが連携して、サービスを提供するシステムです。
ユーザーから見ると、サーバはサービスの裏側にあって見えないため「バックエンド」とも呼ばれますが、リアルな店舗のバックエンドと同様に、サービス提供をユーザーからは見えないところで支えるのがサーバサイドの役割です。
サーバサイドとフロントエンドの違いとは
サーバサイドに対して、もう一方は「クライアントサイド」あるいは「フロントエンド」と呼ばれます。バックエンドに対してフロントエンドは、文字通り、ユーザーと接する最前線。ユーザーからの入力を受け付け、処理結果を提示するのがフロントエンドの役割です。
フロントエンドの巧拙は、ITシステムの使いやすさ・わかりやすさを大きく左右します。そしてサーバサイドの巧拙は、ITシステムの使用体験全体を左右します。
サーバサイド開発

サーバサイド開発は、ITシステムの根幹となります。ユーザーから見えない部分なので、一般的にはわかりにくい部分がありますが、システムの土台や骨格を作るのがサーバサイド開発です。
サーバサイドエンジニアの業務内容
サーバサイドエンジニアの業務内容は、クライアントサイド=フロントエンドへのサービス提供に必要な機能の開発・構築です。システム開発の知識やスキルに加えて、サーバやときにはネットワークの知識やスキルが求められ、さらに最近ではクラウドの理解も求められます。
サーバサイドエンジニアのやりがい
システム、サーバ、ネットワーク、クラウド…。サーバサイドエンジニアがカバーしなければならない領域は幅広く、またそれぞれに深い専門性が求められます。さらに業種や業界を超えて、システム開発を支える貴重な人材として活躍できるのがサーバサイドエンジニアです。
サーバサイドエンジニアの年収
サーバサイドエンジニアの年収は、業界や企業、それぞれの個人によってさまざまですが、直近の求人広告のデータから算出すると580万円前後が平均です。一方、フロントサイドエンジニアは、540万円前後で、サーバサイドエンジニアの方が高くなっています。
フロントサイド開発
フロントサイド開発は、ITシステムの最前線。ユーザーがシステムにデータを入力したり、操作したり、ユーザーに処理結果を表示する部分を作ります。
フロントサイドエンジニアの業務内容
フロントサイドエンジニアは、人とシステムの接点に携わる仕事です。システムと同時に、人の心理や動きを理解することも重要になります。またデザインやユーザーインターフェース(UI)の流行や傾向にも詳しくなければなりません。
フロントサイドエンジニアの年収
フロントサイドエンジニアの年収は、前出したように平均で見ると、サーバサイドエンジニアより低くなっています。しかし、ITシステム、特にコンシューマー向けのシステムやサービスは動きが激しくなっています。最新動向やユーザー事情に詳しい人材は、高収入が期待できます。
おすすめサーバサイドプログラミング言語
サーバサイドの開発に使われる言語が、サーバサイドプログラミング言語です。代表的なものをいくつか紹介します。なお、プログラミング言語は、人間が作ったプログラムをコンピューターが理解・処理できる機械語に翻訳(コンパイル)する必要がありますが、その方法には大きく2つの方法があります。一括してコンパイルして実行ファイルを作る「コンパイラ言語」と、処理するごとに1行ずつコンパイルする「インタプリタ言語」です。
コンパイラ言語
コンパイラ言語は、事前にプログラムをコンパイルし、実行ファイルを作っておくため、プログラム実行時の処理速度が早くなります。大規模なシステムや大量のデータを処理するシステムに向いています。
言語①Java
Javaは1995年にサン・マイクロシステムズが発表したプログラミング言語で、現在、世界中で最も使われているプログラミング言語と言われています。インターネット時代のプログラミング言語として登場し、「Write once, run anywhere」のキャッチフレーズに表されているように、OSに依存せずに動作する高い汎用性が特徴です。今では企業の大規模な業務システムの開発にも使われています。
言語②C
C(C言語)は1972年に開発された歴史あるプログラミング言語です。開発当時はまだコンピューターの黎明期、そのためCはわかりやすさや作業性よりも、コンピューターを高速に、効率的に動かすことが優先され、今ではマスターすることが難しい言語とされています。
またCからはさまざまなプログラミング言語が生まれており、「C系」という言葉もあります。
言語③C++
C++は1983年、Cの特徴を受け継ぎつつ、開発の効率性やプログラムの可能性を広げるために開発されました。いわゆる「C系」の代表的なプログラミング言語です。開発や修正が容易なオブジェクト指向が取り入れられています。
インタプリタ言語
インタプリタ言語は、コンパイラ言語とは違って、プログラムを実行するタイミングで1行ずつプログラムをコンパイルし、実行します。スクリプト言語とも呼ばれます。そのつどコンパイルするため、処理速度はコンパイラ言語と比べると不利ですが、修正やテストが容易などのメリットがあります。
言語①Ruby
Rubyは1995年に発表された、日本生まれのプログラミング言語です。最大の特徴は、わかりやすく、シンプルなこと。そのため初心者にとって学びやすい言語となっています。Ruby on Railsというフレームワークがあり、開発を効率的に行うことができます。
言語②PHP
PHPも1995年に登場したプログラミング言語です。Webページを動的に、つまりユーザーの状況やアクセスしたタイミングに応じて内容を変化させることができます。HTMLと組み合わせて使えるため、Webシステム開発に広く使われています。
言語③Python
Python(パイソン)は、1991年に登場したプログラミング言語で、Javaとともに、Googleが開発に使う三大言語のひとつになっています。「できるだけシンプルに」「やり方は1つ」という考え方があり、誰もが知っている有名なWebサービスの開発に使われています。
また数値計算や統計処理にも強く、最近では、AI(人工知能)や機械学習(マシンラーニング)の開発に使われる言語として注目を集めています。
おすすめフロントサイドプログラミング言語
サーバサイドとフロントサイドは表裏一体で、切り離すことはできません。サーバサイドの開発に使われるプログラミング言語を紹介します。
言語①HTML
HTMLは、正確にはプログラミング言語というよりも、Webページを表現するためのマークアップ言語です。テキストに「タイトル」「見出し」「段落」などの意味をもたせ、文章構造を指示するために使われます。
言語②CSS
「Cascading Style Sheet」の頭文字を取ったCSS(単にスタイルシートとも呼ばれます)は、HTMLが指定した文書構造にデザインを加えるものです。HTMLだけでもある程度のデザインは可能ですが、CSSを使うことで文書の構造とデザインを切り分け、さらにデザインを工夫することができるようになります。
言語③JavaScript
JavaScriptは、Webサイトに動きをつけるために開発されたプログラミング言語です。今ではWebサイトはもちろん、Webアプリやモバイルアプリ、さらにはバックエンドの開発にまで使われるようになっています。名前は似ていますが、Javaとは別のプログラミング言語です。
サーバサイドエンジニアになるための勉強方法
サーバサイドエンジニアになるには、どのように勉強すればよいでしょうか。
勉強方法①プログラミングスクール
最も確実な方法は、プログラミングスクールを受講することです。スクールには費用がかかりますが、効率的に、確実に勉強することができます。スクールに通う仲間との情報交換や就職、転職などのサポートも期待できます。
勉強方法②自主学習
費用あるいは時間的にスクールに通うことが難しい場合は、書籍やWebサイトの情報などを使って自主学習することもできます。スクールのペースの制約がない分、短時間での習得も可能です。
勉強方法③Webスクールや動画コンテンツ
スクールと自主学習、双方のメリットを取り入れた方法として、Webスクールや動画コンテンツを使って学習する方法もあります。Webスクールなら、通学時間などの制約はありません。またインターネットには無料の学習用コンテンツも数多くあります。探したり、選ぶ手間はかかりますが、有効活用できれば、学習の強いツールになります。
サーバサイドプログラミング言語をマスターしてキャリアアップ
サーバサイドプログラミング言語は、現代のITシステム開発に不可欠なもの。すでにサーバサイドエンジニアとして活躍している人は、得意な言語を増やせば、スキルアップ、キャリアアップにつながります。
フロントエンドエンジニアなら、サーバサイドをマスターして、フルスタックエンジニアへの第一歩を踏み出すことができます。
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