Python(パイソン)のメリットとデメリットとは?需要や将来性も徹底解説

Pythonとは一体どんな言語?Javaとの違いは?

Python(パイソン)は、わかりやすいうえに、Webアプリケーション開発から、今話題のAI(人工知能)や機械学習にも活用できる人気のプログラミング言語です。Pythonは英語で「ニシキヘビ」を表し、入門書などにニシキヘビが描かれることもありますが、Pythonの開発者がイギリスの有名なコメディ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』の大ファンで、そこから名前を採ったともいわれています。
Pythonは、JavaとともにGoogleが開発に使う3大言語のひとつになっており、Javaが「インターネットが普及した世界で広く使われること」を目的に生まれたとすれば、Pythonは一人のプログラマの「誰でも簡単に使える言語を」という願いから生まれました。今ではYouTubeやGoogle Map、Instagramなどの誰もが知っているWebサービスの開発に使われています。また数値計算や統計処理に強いことから、AI(人工知能)や機械学習(マシンラーニング)の開発にも使われています。

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Pythonのメリットとは?

オフサイドルールの適用

Pythonのわかりやすさの理由の1つが、オフサイドルールです。これは、1つの処理を行うコードのまとまり(ブロック)ごとにインデントを使って、字下げすることをいいます。
従来、コードの書き方には明確なルールはなく、インデントやスペースを使った字下げは、習慣的に行われてきましたが、Pythonではルールとして徹底されており、わかりやすくなっています。

実用的なライブラリによる円滑な開発

Pythonには、実用的なライブラリが豊富に揃っています。ライブラリとは、世界中の開発者が作ったコードを詰め込んだ道具箱のようなもの。さまざまなライブラリがあり、目的に合わせて最適なものを選べば、コードをイチから開発する必要はありません。世界中の優秀な開発者が作ったコードを活用できます。

ソースコードが少なく文法もシンプルなため、コードの読み書きがしやすい

Pythonには「できるだけシンプルに」「やり方は1つ」という考え方があります。簡単にコードが書けること、わかりやすいことが徹底されており、他のプログラミング言語と比べると、ソースコードが少なく、シンプルで、わかりやすくなっています。またわかりやすいため、別の人が書いたコードの修正も比較的簡単に行えます。

さまざまなサービス、アプリケーションを簡単に作成できる

Pythonは、シンプルさ、わかりやすさゆえに、さまざまなWebサービス、Webアプリケーションの開発に使われています。組み込みアプリケーションやAI(人工知能)や機械学習、ゲームなども開発できる汎用性の高さが特徴です。具体的には、YouTubeやGoogle Map、Instagramなどの開発に使われています。

AI、機械学習での実績

Pythonが今、特に注目されているのはAI(人工知能)や機械学習の開発に使われ、実績をあげているためです。Pythonは、数値計算や統計処理に強く、ライブラリにも統計処理やAI・機械学習の開発に利用できるものが揃っています。

Pythonのデメリットとは?

ほかの言語と比較して実行速度が遅い

Pythonのデメリットとして、しばしば指摘されるのが実行速度の問題です。Pythonはインタプリタ言語(プログラム実行時に、コンピュータが解釈できる機械語に翻訳する言語)であり、しかも動的型付き言語(安全性の検証を実行時に行う言語)なので、インタプリタ言語の中でも実行速度が遅いとされています。

日本語での情報・サポートが少ない

Pythonは世界中で人気のプログラミング言語ですが、日本で人気が高まってきたのは比較的最近のことで、日本語の情報や日本語でのサポートはまだ多くありません。
ただし関連する書籍は増えてきていますし、情報・サポートの少なさは逆にチャンスともいえます。

インデントが必須

インデントは、Pythonのわかりやすさをささえていますが、インデントが必要であることはデメリットにもつながっています。インデントなしでコードを書いたり、インデントの位置がずれていると、エラーが発生します。

メソッドを定義する場合、引数にselfが必須

Pythonはメソッドの引数には、selfが必須になります。Python以外の言語ではselfは必須ではなく、Pythonならではのルールであり、デメリットといえます。

Pythonができることとは?

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デスクトップアプリケーションの開発

Pythonが最も得意とすることは、WebサービスやWebアプリケーションの開発ですが、デスクトップアプリケーションを開発することもできます。
デスクトップアプリケーションの開発は、Windowsの場合は、CやC#、Javaなどが、MacOSの場合は、Swiftなどが使われますが、Pythonにはデスクトップアプリケーション開発用のライブラリも揃っています。

ゲームの開発

処理速度が遅いため、ゲームには不向きとの意見もありますが、ゲーム開発も可能です。PyGame、Arcadeといったゲーム開発のためのライブラリもあります。

Webアプリケーションの開発

Pythonが最も得意とするのがWebサービスやWebアプリケーションの開発です。わかりやすく、コードも読みやすいため、さまざまな開発現場で使われるようになっています。YouTubeやGoogle Map、Instagram、Dropboxなど、有名なWebサービス、WebアプリケーションがPythonで開発されています。

AIや機械学習を利用したソフトの開発

Webアプリケーション開発に加えて、もう1つ、Pythonの人気の秘密は、AI、機械学習の分野での活用です。日本では特に、AIや機械学習の開発のためのプログラミング言語として人気が高まっています。もともと数値計算や統計計算に強い上、AI開発、機械学習開発向けのライブラリも揃っており、今ではAI、機械学習に必須のプログラミング言語になっています。

組み込みアプリケーションの開発

IT分野では今、AIと並んでIoT(モノのインターネット)も注目されています。IoT機器などに使われる組み込みアプリケーションの開発にもPythonは利用できます。IoTの実装や開発には超小型コンピュータ「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」がよく使われていますが、この「Pi(パイ)」は、Pythonの「パイ」から取ったものとか。組み込みアプリケーションの開発には、CやC++などが使われていますが、Pythonの利用も広がっています。

Pythonでできないことや弱点とは?

多くのメリットを持つPython。では、できないこと、弱点は何でしょうか。すでにデメリットとして、実行速度が遅いことやインデントが必須であることをあげましたが、インデントはPythonのルールであり、特徴といえるので、できないこと、弱点としては「実行速度の遅さ」が上げられます。
そのため、大量のデータ処理が必要となる基幹システムの開発には向いていませんが、それ以外には広く活用できる汎用性の高いプログラミング言語です。

Pythonの需要と将来性

海外で高い人気を持つPythonは、日本でも需要が広がり、今はPythonの技術者が不足しています。Pythonの需要と将来性を考えてみましょう。
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多くの企業やWebサイト・アプリでの利用増加

すでに見てきたように、Pythonは世界中でさまざまなWebサイトやWebサービス、Webアプリケーションの開発に使われ、その利用範囲はますます広がっています。また、数値計算が得意なため、データを活用するサービスの開発、例えば、フィンテック業界での活用が進んでいます。暗号資産(仮想通貨)の基盤技術であるブロックチェーン(分散型台帳)の開発に利用できるライブラリもあります。その他、ECサイト用のフレームワーク(雛形)もあります。

ライブラリとの組み合わせによる応用性

わかりやすく、汎用性が高いことから世界中でPythonの利用が進み、多くの開発者が利用していることから、さまざまなライブラリやフレームワークが登場し、またさらにPythonの利用が進むという好循環がうまれ、その応用範囲はますます広がっています。

AI(人工知能)開発への使用の増加

Pythonが今、注目されている一番の理由はAI(人工知能)や機械学習の開発に強いためです。今後、データ活用、いわゆるビッグデータの利用はますます進み、そのためにAIや機械学習の利用は必須となります。Pythonの需要はますます高まっていきます。

データサイエンティストの間での需要の増加

企業経営へのデータ活用が必須となり、データサイエンティストの需要が高まっています。Pythonは統計処理や解析などに強く、データサイエンティストにとっては必須のプログラミング言語です。

Pythonを学ぶなら今がチャンス

Pythonは、IT大手企業での活用が進み、世界中で人気が高まっているプログラミング言語です。Pythonは数値計算や統計処理に強く、特に日本ではAI、機械学習に対する注目が集まると同時に、Pythonへの関心が高まっています。しかし、急速に人気が高まっているため、Python技術者は不足している状態。Pythonを学ぶのは今がチャンスです。

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