Perlとは?言語の特徴、PythonやRubyとの違い

Perl(パール)とは?

「Perl(パール)」とは、CGIを実現するために開発された言語です。数多くあるプログラミング言語のうち、長い歴史を持ち、開発された当初から現在まで人気があります。
Webページには、常に同じ画面を表示する「静的ページ」と、表示するたびに異なる画面を表示する「動的ページ」があります。HTMLで作成したWebページは静的ページしか作れませんが、CGIを使うことで動的ページを作ることができます。CGIとは、Webサーバ側でプログラムを動かす仕組みのことで、このCGIに対応した言語にPerlやPython、Rubyなどがあります。
Perlは1987年にアメリカのラリー・ウォール氏が一般公開しました。当初は、テキスト処理やファイル処理の機能が重視されていたのですが、少しずつ機能が広がり普及していきました。新しいプログラミング言語が生まれる中、影をひそめている部分があるかもしれませんが、開発から30年以上経っても人気があるメジャーな言語のひとつと言えます。
Perlの由来は、真珠を意味する「Pearl」。ただ既にPearlという名前のプログラミング言語が存在していたため、「Perl」となったそうです。

Perl(パール)の特徴

プログラミング言語として、Perlにはどんな特徴があるでしょうか?

記述が読みやすい

Perlを分類すると「汎用スクリプト言語」に該当します。スクリプト言語とは、記述が簡単で習得しやすい言語のこと。英語のような感覚で、動作や機能をシンプルに記述することができるので、比較的わかりやすいプログラミング言語なのです。そのため初心者でも読みやすく、第3者が読んでもわかりやすく構成されています。読みやすい言語ということは、自分で後から見直したときに間違いを見つけやすいというメリットもあります。

コンパイルが不要

スクリプト言語の多くは、「インタープリタ型言語」です。これは、コードを実行する際、人間が書いたプログラムをコンピューターが1行ずつ機械語に翻訳していく言語のこと。そしてPerlはインタープリタ型言語です。そのためコンパイルせずに自動的に処理され、実行確認をとても楽に行うことができます。

スクリプト言語なのでテキスト処理が速い

Perlはスクリプト言語であり、コンパイル不要のインタープリタ型言語とご紹介しました。これは処理の速さにも繋がります。テキスト処理が速く、すぐに実行できるメリットがあります。

後方互換性が高く、アップデートがあっても古いコードが使える

後方互換性とは、同じプログラムなどがアップデートされたときに、古い仕様でも使えること。Perlの最新バージョンが出れば、新バージョンを使用することが推奨されますが、もし旧バージョンを使っても以前のプログラムが壊れないという特徴があります。
Perlのように後方互換性が低い場合は、新バージョンが出ると多くのプログラムを修正する必要が出てしまいます。そのため後方互換性があることは、Perlの大きなメリットのひとつになります。

CPANモジュールが手軽に利用でき効率的に開発できる

CPANモジュールとは、Perlで書かれたソフトウェアを集めた巨大なアーカイブのことで、共有場所のようなもの。ここに公開されているプログラムコードは誰でも自分のものに組み込むことができるため、Perlをプログラミングするときにとても強い味方となります。おまけにインストール方法やドキュメント形式が統一化されているため、管理しやすく手軽に利用することができます。

Perl(パール)の将来性

Perlの今後の需要はどのくらいあり、将来性はどのくらい期待できるのでしょうか?

Web開発向き

Perlは、Web開発において便利な点が多い言語です。そしてテキスト処理に重点を置いて開発された言語なので、テキスト処理が得意です。例えば、記入欄やチェックボックスを設けて、そこに記入するようなWebページなどに、Perlを使うことができます。ユーザーが記入した内容や数字をサーバに送って処理を行い、それをもとに演算して結果を表示するといった具合です。このような機能を利用して、アンケートフォームや入力画面、掲示板などを作ることもできるでしょう。

サーバ管理にも向いている

Perlはさまざまなプラットフォームで動作する言語です。そのため開発とは異なる環境下で使われる場合も、動作の違いを意識せずプログラミングできます。またUNIX系のプラットフォームにPerlが標準導入されていることから、サーバ管理のような仕事にも使いやすいでしょう。

スクリプト言語なのでテキスト処理が速い

Perlは、文字列と数値を自動変換する表示が組み込まれており、テキスト処理が得意なスクリプト言語で、処理速度は比較的高速。Rubyなどのスクリプト言語と比べてもひけを劣らず、速く処理されます。そのため集計やログ整形など、テキスト処理を頻繁に行うWebページの設計などに、活用できます。

他の言語(Python、Rubyなど)との違いは?

では、Python、Rubyのような他の言語とPerlを比較したとき、どんな違いがあるでしょうか?

Perl(パール)とRubyの違い=オブジェクト指向

Rubyは、まつもとゆきひろ氏(通称Matz)が開発し、1995年に公開した言語です。C言語やJavaなどは、ある程度の長さのあるプログラムを書くことが多いのですが、Rubyでは短い記述でそれを実現することができます。そのため少ない記述で高い自由度があり、書きやすい言語です。
Perlは6月の誕生石である真珠が名前の由来で、Rubyは7月の誕生石であることからわかるかもしれませんが、RubyはPerlの特徴をいくつか引き継いでいると言われています。
しかし、最も大きな違いは、Perlはオブジェクト指向ではないということ。Rubyはオブジェクト指向の言語として元々開発されたのですが、Perlは拡張を重ねて複雑化してきた歴史があります。そのためオブジェクト指向の面で言うと、PerlよりRubyの方が優れています。
また、Rubyは日本人が開発したこともあり、日本語により情報が豊富であり日本人のプログラマーにとって学習しやすい言語です。しかし初心者レベルから学ぶには難しいと言われており、初心者が始めるならPerlの方がやりやすいでしょう。

Perl(パール)とPythonの違い=覚えるべき構文の量

Pythonは1991年に、オランダ人のグイド・ヴァン・ロッサム氏がリリースした言語です。プログラミング言語の中にはライセンスを取得しなければならないものがありますが、Pythonはオープンソースで開発され、誰でも自由に無料で利用できます。そして、元々書きやすさや読みやすさを追及して生まれたプログラミング言語のため、Pythonは文法が簡単で読みやすいのが特徴です。そのため、覚えなければならない構文がとても少なく、Perlなどよりも簡単で、初心者でも学習しやすいです。

Perlは利用者が多いプログラミング言語

開発されてからの歴史が長く、利用している人がとても多いのがPerlです。そのためインターネット上で公開されているフリーソフトや、困ったときに便利な掲示板などの情報が多数あり、参考にできる情報も豊富です。
RubyやPythonなどの他の言語と比べても、同じスクリプト言語なので、Perlとそれほど大きな差はありません。さまざまな環境で安定的に利用できるPerlは、まだまだ多くの場面で必要とされるプログラミング言語と言えるでしょう。

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