【入門】Kotlinとは?読み方、特徴、実行サンプル、他言語との比較

Kotlin(コトリン)とは

KotlinはJetBrains社が開発したプログラミング言語です。2011年7月に登場し、2012年にApache Ver2.0ライセンスに基づきオープンソースとして、開発環境とそのソースコードが公開されています。

KotlinはJVM(Java仮想マシン)で動作する静的型付きのオブジェクト指向で、Javaに代わってコードをより簡潔に書くこと、産業利用を目的として作られました。JVMのソフトをインストールすれば、Windows、MacOS、Linuxなど、どんな環境でも使用することができます。Javaと相互利用でき、汎用言語なので安全性が高いのも特徴です。

文法はJavaに近いものとなっており、Kotlinと同じくJVMで動作するGroovy(グルービィ)やScala(スカラ)などの言語の機能や構文を採用しています。

ちなみに、Kotlinの名前の由来は、サンクトペテルブルグ脇にある、バルト海に浮かぶ島「コトリン島」から。この島が開発拠点となっていることから名前がつけられたのだそうです。

Kotlin(コトリン)の特徴・できること

Kotlinはなぜ注目を浴びているのでしょうか。特徴やできることから、注目される理由を探ってみましょう。

Androidのアプリ開発

Kotlinでできることのひとつに、Androidアプリの開発があります。Androidアプリの開発には、Kotlinが登場するまではJavaが一般的でした。しかし、現在では、Javaよりも簡潔にコードが書けるKotlinが使われるようになっています。また、KotlinがAndroid開発の推奨言語になったというのも、注目を浴びるようになった要因です。

これからAndroidアプリ開発をしようと思っているのなら、Kotlinを習得するとよいでしょう。

WEBサービスの作成

Kotlinは、Webアプリを開発することも可能です。KotlinでWebアプリケーション開発するメリットには、Javaよりも簡潔にコーディングができること、AndroidアプリとWebアプリで開発言語を統一できることが挙げられます。

また、AndroidアプリとWebアプリで開発言語を統一できるのも大きなメリット。習得する言語が1つで済み、多くのプログラマーが開発に参加することができます。

今では、大手ポータルサイトでも開発言語としてKotlinが採用されています。

Kotlin(コトリン)とJavaの違い

KotlinはJavaをベースとした言語で、共通点も多いです。しかし、この2つの言語には明確な違いがあります。どのような違いがあるのか見てみましょう。

KotlinとJavaの違いには、
・KotlinのほうがJavaよりもコードが短くシンプル
・Javaで頻発するNullPointerException(Null値にアクセスしたときなどに出るエラー)に対応し、安全性が高い
・設定なしに、Javaコードを呼び出すことが可能(JavaからもKotlinのコードを呼び出せる)
・拡張関数、遅延初期化、演算子オーバーロードなど、Javaにはない便利な文法がある
などがあります。

【入門者向け】Kotlin(コトリン)の文法

ここで、Kotlinの基本的な文法「文字列出力」「for 文」「if 文」を見ていきましょう。実際にプログラムを書いて実行してみるのもおすすめです。

文字列出力

まずは、画面に文字を表示するための文法を学びましょう。

例)
fun main() {
println("Hello world")
}

これを実行すると、Hello worldと表示されます。

Kotlinでは、関数を宣言するときに、funキーワードに続けて、関数名を書きます。ここでの関数はmain関数で、全体のプログラムで最初に実行される関数です。main関数のなかで、println関数を使って、文字列を出力します。

for 文

処理を繰り返し実行するときに使うのが「for 文」です。指定された終了条件に到達するまで、同じ処理を繰り返します。for文を使って、println関数を10回実行する場合は、次のようになります。

例:
fun main() {
for (i in 1..10) {
println(""${i}回目"")
}
}

これを実行すると、以下のような結果が表示されます。

1回目
2回目
3回目
4回目
5回目
6回目
7回目
8回目
9回目
10回目

if 文

「if 文」は、条件分岐で使う構文です。条件分岐とは、一定の条件によって処理を変えることをいいます。変数の値によって処理を変えたいときなどに「if 文」を使います。

「if 文」を使って、int型の変数であるiの中身が10以下の場合、「(入力した数字) <= 10」、10より上であれば「(入力した数字) > 10」と表示するように処理を分岐させる場合は、以下のようなコードになります。

例:
fun main() {
val i = 1;

if (i <= 10) {
println("$i <= 10");
} else {
println("$i > 10");
}
}

【入門者向け】Kotlin(コトリン)の実行

Kotlinのサンプルコードを実行するためには、開発環境を準備しましょう。簡単なコードを実行してみたい方は、Web上の「Kotlin Playground」(https://play.kotlinlang.org/) を使ってみるのがおすすめです。これを使えばサンプルコードに触れながら実行できるので、Kotlinを理解しやすくなるでしょう。ローカル環境に構築したい方は、「IntelliJ IDEA」(https://www.jetbrains.com/ja-jp/idea/)をインストールして使ってみてください。

ここでは、サンプルコードの定番である「Hello World」を出力するためのコードを説明していきます。

【1】実行画面(上の部分)に下記のコードを貼り付けます。

fun main() {
println("Hello World");
}

【2】「RUN」を押して実行します。
【3】画面の下半分に結果が表示されます。「Hello World」と表示されていれば、構文エラーがなく、実行されたことになります。

将来性の高いKotlinを習得しよう!

Kotlinは、Javaよりもコードが簡潔であること、安全性が高いことから、Androidアプリ開発の現場では、Kotlinが主流となりつつあります。実際に、Androidアプリ開発の推奨言語にもなっているほどですから、今後にも期待ができますね。アプリ開発に興味がある方は、Kotlinの習得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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