JavaとPythonの違いとは?特徴から将来性まで解説

JavaとPythonのそれぞれの特徴とは

JavaとPythonは、どちらも人気の高いプログラミング言語です。まず、それぞれの特徴を見ていきましょう。

Javaの場合

Javaは1995年にサン・マイクロシステムズが発表したプログラミング言語です。当時はインターネットが広がり始め、コンピューターの利用が拡大。コンピュータープログラムもさまざまな分野で使われるようになり、爆発的な成長が予想されていました。そして同時に、プログラミングの効率化・省力化も大きなテーマとなっていました。
そうした時代背景のなか、JavaはOSにとらわれずに動作する、開発や修正が容易なオブジェクト指向のプログラミング言語、そしてもちろん新しいインターネット時代に対応したプログラミング言語として登場しました。当時のキャッチフレーズ、「write once, run anywhere」はJavaの特徴を表しています。
インターネット時代のプログラミング言語とも言えるJavaは、インターネットの広がり、そして90年代に世界のUNIX市場を牽引していたサンが推進したこともあって、多くの場面で使われるようになりました。2006年にはオープンソース化され、今ではWebサイトはもちろん、さまざまなアプリケーション、さらには企業の大規模システムなどにも使われています。
Googleが開発に使うことが多い三大言語(Java、C++、Python)のひとつにもなっており、世界中で最も使われているプログラミング言語と言っても過言ではありません。

Pythonの場合

Python(パイソン)は、1991年にグイド・ヴァンロッサムというプログラマが開発したプログラミング言語です。今ではJavaとともに、Googleが開発に使う三大言語のひとつになっています。Javaが「インターネットが普及した世界で広く使われること」をイメージして開発されたとすれば、Pythonは一人のプログラマの「誰でも簡単に使える言語を」という思いからスタートしたプログラミング言語と言えます。
Pythonには「できるだけシンプルに」「やり方は1つ」という考え方があります。一般的にプログラミングでは、いろいろな方法(記述)が可能ですが、Pythonでは簡単にプログラミングできること、誰にでもわかりやすいことが徹底されています。それがJavaと並んで人気を集めている大きな理由で、今ではYouTubeやGoogle Map、Instagramなどの誰もが知っているWebサービスの開発に使われています。
またPythonは数値計算や統計処理に強いことから、最近では、AI(人工知能)や機械学習(マシンラーニング)の開発に使われる言語として大きな注目を集めています。

JavaとPythonの違いとは

JavaとPythonは、どちらもGoogleが開発言語として使うほど、人気の高いプログラミング言語です。もちろん異なる言語ですが、その需要や学習環境などにはどのような違いがあるのでしょうか。

相違点①需要の高さはJava

Javaは、Webサイト開発からアプリケーション開発、大規模なシステム開発まで、幅広い用途に使われていることから、大きな需要があります。一方、Pythonは特にAIや機械学習の分野での人気が高まっているものの、全体的にみれば、日本での需要はJavaに比べると、まだ少なくなっています。

相違点②入門のしやすさはPython

JavaもPythonも、開発や修正が容易なオブジェクト指向のプログラミング言語ですが、Javaは幅広い用途で使われることを意識して作られたため、ルールなど覚えなければならないことが多く、初心者にはハードルが高くなっています。
一方、Pythonは、シンプルでわかりやすいことが重視されています。プログラミングを初めて学習する場合には、わかりやすい言語になっています。ただし、AIや機械学習に使われる言語ですので、シンプルですが、奥が深い言語と言えるでしょう。

相違点③急成長しているPython

AIや機械学習に使われているPythonは、今、最も成長しているプログラミング言語です。世界中の開発者を対象とした調査で、「急速に成長している言語」「最も学びたい言語」などに選ばれています。
すでに広く人気を集め、さまざまな場面で使われているJavaに対して、Pythonはまだまだ可能性を秘めた言語と言えます。

相違点④情報が豊富なJava

世界中で幅広く使われているJavaは、初心者にはややハードルが高いとはいえ、学習用の情報や開発に必要な情報などが書籍はもちろん、Web上にも数多く存在しています。CやC++など、他の言語の経験を持つ人にとっては、Javaは習得しやすい言語になっています。

JavaとPythonが向いている人の特徴

JavaとPythonはそれぞれ特徴があり、得意領域があります。JavaとPythonは、どのような人に向いているのか考えてみましょう。

Javaが向いている人の特徴

Javaは、Webサイトからさまざまなアプリケーション、企業の大規模システムまで、幅広い分野で使われています。私たちの身のまわりのさまざまなサービスがインターネット経由で利用できるようになっている今、あらゆるシステム開発はインターネット技術をベースに行われるようになっています。
その中でも、Javaは企業の大規模システムの開発に使われています。大勢のプログラマが、定められた仕様に基づいて、大きな、同時に精緻なシステムを作り上げていく。そうしたシステム開発にJavaは向いており、チームのコラボレーションで何かを作り上げていくことが得意な人、大規模システムの開発や運用に携わりたい人にJavaは向いています。

Pythonが向いている人の特徴

Pythonも前述したように、YouTubeやInstagramなどの、WebシステムやWebアプリの開発に使われており、さまざまな業務に携わることができます。
さらに、AIや機械学習の分野で高い人気のプログラミング言語となっているので、そうした最先端分野でのシステム開発にチャレンジしてみたい人に最適と言えます。AIや機械学習は、まさにこれから広がっていく分野。プログラミングとともに、アイデアを練り上げ、自分で形にしていきたい人に、Pythonは向いているでしょう。

JavaとPythonの将来性とは

インターネットはもはや私たちの生活に欠かせないインフラになっており、インターネット技術をベースとしたシステム開発は、もはや当たり前のものになっています。そのなかで、Javaは王道のプログラミング言語と言えます。これからも高い需要が根強く続いていくはずです。仮に、新しいプログラミング言語に進化していくとしても、Javaがベースになり、知識と経験は必ずプラスになるでしょう。
一方、Pythonはまさに今、急成長しているプログラミング言語で、その将来性は大きく広がっています。AIや機械学習、またデータサイエンスの広がりとともに、活躍の舞台も広がっていくでしょう。

キャリア設計に合わせた選択を

どのプログラミング言語を選ぶかは、ITエンジニアとして、どのようなキャリアを考えるかに直結します。Javaは需要が高いですが、それだけに競争相手も多いと言えます。Pythonはまだニーズが限られていますが、可能性が広がっています。もちろん2つとも使えるようになる、という選択肢もあります。キャリア設計や仕事への考え方は一つではありません。自身のキャリア、仕事、将来設計などを考えて、JavaかPythonか、あるいは別のプログラミング言語かを選択してください。

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