ポテンシャル採用って?メリットや判断基準を徹底解説
ポテンシャル採用とは?

企業の採用活動では、即戦力となる経験者を募集する「キャリア採用」など、いくつかの方法があります。そのなかのひとつが、ポテンシャル採用。「ポテンシャル」は、「可能性」や「潜在能力」といった意味があり、ポテンシャル採用とはその人が潜在的に持つ能力について評価する採用を言います。ポテンシャル採用では、経験や専門知識は問わず、入社してからその能力の開発を行っていきます。
ポテンシャル採用のメリット・デメリット
ポテンシャル採用には、応募者と企業・人事それぞれにメリットとデメリットがあります。
応募者から見たポテンシャル採用のメリット①応募のハードルが低くなる
ポテンシャル採用は、経験や専門知識を問わないため、応募者にとって応募のハードルが低くなると言えます。応募するのに「3年以上の経験があること」などの条件がないため、応募しやすくなり、新しい仕事にチャレンジする機会が増えることとなります。
応募者から見たポテンシャル採用のメリット②未経験でも応募できる
経験がなくても応募できるのが、ポテンシャル採用です。そのため未経験の分野でも、専門知識ではなく、人物像や本人のやる気をアピールして評価してもらえます。新しい分野にチャレンジしたいと考えている人にとって、またとないチャンスとなるでしょう。
応募者から見たポテンシャル採用のメリット③自分に合った仕事・企業を見つけられる
応募者から見ると、ポテンシャル採用で採用のハードルが下がれば、それだけ自分に合った仕事や企業を見つけられる機会が増えることになります。前職で仕事内容や企業の雰囲気に合わないと感じていたのなら、ポテンシャル採用を利用して自分にマッチする新しい出あいが生まれるかもしれません。
応募者から見たポテンシャル採用のデメリット①仕事が合わない可能性がある
ポテンシャル採用では、未経験の分野に新しく挑戦する方もいます。しかし入社してから「思っていた内容と違う」と、仕事の内容にミスマッチが生じる可能性があります。
応募者から見たポテンシャル採用のデメリット②教育体制が整っていない可能性がある
入社後に社員を教育して育てていくのが、ポテンシャル採用です。しかし人材教育の体制がきちんと整っていない企業だと、入社してもなかなか知識や経験を身につけづらいことが考えられます。
応募者から見たポテンシャル採用のデメリット③面接でアピールが必要
ポテンシャル採用で最も重視されるのは、本人のやる気やポテンシャルです。そのため従来の採用活動以上に、面接でのアピールが大切になります。その仕事や企業への熱い気持ちや意欲を面接できちんと伝えられないと、採用されるのは難しくなるでしょう。
企業・人事から見たポテンシャル採用のメリット①優秀な若手人材を集められる
企業や人事から見ると、ポテンシャル採用のメリットには優秀な若い人材を集められることがあります。日本は少子高齢化が進んでいるため、特に若い世代の優秀な人材を獲得することは、今後ますます難しくなっていくでしょう。そのような中、ポテンシャル採用を行えば、成長意欲や仕事へのモチベーションが高い人材が集まりやすくなります。
企業・人事から見たポテンシャル採用のメリット②社会人マナーを持った人材を確保できる
ポテンシャル採用に、明確な応募者の年齢の幅はありませんが、基本的に20代の第二新卒が中心となっていきます。そのため、一度社会に出ている人材を採用することになり、基本的な社会人マナーを身につけている人が対象となるでしょう。新卒採用とは異なり、ビジネスマナーに関する研修などは行う必要がありません。
企業・人事から見たポテンシャル採用のメリット③企業の世代交代が進む
社員の年齢が高くなれば、自然とチャレンジ精神が欠け、企業の活気が減ってしまうものです。そこでポテンシャル採用を行い、若手社員を増やしていくことで、スムーズに企業の若返りを進めていくことができます。新しく柔軟な価値観を持った若手世代の考え方が、企業に思わぬプラスをもたらすことも期待できるでしょう。
企業・人事から見たポテンシャル採用のデメリット①社員に教育が必要
ポテンシャル採用について、企業や人事にとってデメリットとなるのが、社員教育の必要性です。ポテンシャル採用では経験や専門知識は判断していないため、入社後に専門分野に関する教育を行う体制が必要となります。
企業・人事から見たポテンシャル採用のデメリット②ミスマッチの可能性がある
経験者を採用する方法なら、応募者側も企業側も基本的な仕事内容について把握しているため、入社後に大きなミスマッチが生じることはあまりないでしょう。しかしポテンシャル採用では、応募者が入社後に「思っていた仕事内容と違った」などと、ミスマッチを感じて退職する可能性があります。このミスマッチを防ぐためには、面接で仕事の内容について細かく説明することや、入社後に教育体制を整えておくことなどが必要です。
企業・人事から見たポテンシャル採用のデメリット③社員が成長しない可能性がある
ポテンシャル採用で入社した人物が、企業や人事が思い描いたように成長していくとは限りません。書類や面接だけでその人物のポテンシャルを完全に見極めるのは難しく、思うように成長しないリスクがあると言えます。
ポテンシャル採用における判断基準

ポテンシャル採用で、応募者の可能性を正しく見極めるために、企業や人事は次のような判断基準を重視するといいでしょう。
目的意識を持っているか
ポテンシャル採用で未経験の分野にチャレンジするとき、どのような目的を持っているのか、明らかにしましょう。「前職がつらかったから」といったネガティブな理由ではなく、将来についてどのように考えて、どのような目的があるのかその意識をしっかり持っている人物か確認するといいでしょう。
成長する意欲があるか
知識と経験を問わないポテンシャル採用では、これから成長したいという高い意欲があるかどうかが重要です。企業やその業界に対する理解を深める努力をしているか、仕事内容に興味を持っているか、その姿勢を確認してください。
社風と合うか
ポテンシャル採用では、入社後にミスマッチが生じて離職する可能性が考えられます。そのため、その企業のカルチャーと合いそうか、既存社員と相性が良さそうかチェックしておくといいでしょう。
ポテンシャル採用で企業の発展のきっかけに
人材不足が進む中、優秀な若い人材を獲得する手法としてポテンシャル採用が注目されるようになってきています。ポテンシャル採用には、応募者にも企業にもデメリットはありますが、それ以上にメリットも大きいもの。企業を成長させるためにも、ポテンシャル採用の利用を考えてはいかがでしょうか。
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