IT業界とは?業種や仕事内容、向いている人も解説
IT業界とは?

ITとは、Information Technologyの頭文字をとったもので、パソコンやスマホなどの機器を使った情報技術のこと。そしてIT業界とは、そのような情報技術を活用したサービスを行うビジネスが集まった業界を指します。
IT業界の現状
インターネットが世界に普及し、ITという言葉をよく耳にするようになっています。ではIT業界は、現在どのような状況にあるのでしょうか。
現状①:13兆円以上の市場規模
総務省の「令和3年版情報通信白書」によると、日本のパソコンの世帯保有率はおよそ70%。スマホ、携帯電話、PHSなどのモバイル端末全体は90%以上となり、ほとんどの人がパソコンやスマホなどを日常的に使用していることがわかります。矢野経済研究所の調査によると、新型コロナウイルスの世界的な感染をきっかけに、人々のデジタルの利用がますます拡大。2021年度のIT市場規模は前年度比2.8%増の13兆3,300億円、2022年度は同2.3%増の13兆6,400億円、2023年度は同1.8%増の13兆8,800億円と年々拡大していくことが予測されています。
令和3年版情報通信白書(総務省)https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/summary/summary01.pdf
国内企業のIT投資に関する調査を実施(2021年、矢野敬愛研究所)
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2856
現状②:2030年には約45万人の人材が不足
著しく成長するIT業界ですが、それにともなう人材の確保が追いついておらず、長いこと人材不足が指摘されています。「令和3年版情報通信白書」によると、2018年にはすでに約22万人が不足しており、2030年には約45万人の人材不足に陥ると見込まれています。
現状③:テレワークしやすい労働環境
IT業界は、インターネットを介した仕事が中心であり、場所を問わず働きやすい仕事が多いです。そのためテレワークのような柔軟な働き方に対応しやすいのが特徴。今後の人材不足解消を目的に、自宅や遠方からの仕事もOKとなる柔軟な働き方がますます増えていくと考えられています。
インターネット・WEB業界
IT業界のなかで、Webサイト制作などを行うのがインターネットやWEB業界です。
仕事内容
自社のWebサイトのほか、自社のサービスを紹介するサイトの制作、オンラインショッピングのサイトを制作するなど、Webサイトの制作・更新といった全般に関わる仕事です。この中でさらに大きくわけると、企業向けのサービスを提供するものと、個人の利用者を対象としたサービスを提供するものがあります。
魅力
Webサイトは日本にいる人はもちろん、世界中の人が見るもの。そのようなものを作っていることは、大きなモチベーションのひとつになるでしょう。しかも自分が制作に携わったWebサイトで、その企業の業績を大きく伸ばしたり、世間から大きな反響を得たりすることもでき、やりがいある仕事と言えるはずです。またフリーランスとして自宅で働く人も多く、柔軟な働き方がしやすい点も魅力的です。
向いている人
日頃からあらゆるWebサイトをよく見ており、新しいデザインやサービスのアイデアを考えることが好きな人は、この業界に向いているでしょう。また インターネット・Web業界は成長が著しいため、さまざまな情報が早く移り変わっています。そのような最新の情報をキャッチアップする能力も必要でしょう。
情報処理業界
企業が抱える課題を解決するよう、システムを導入するのが、情報処理業界です。
仕事内容
例えば銀行が決済システムを導入したり、交通機関が運行情報を電光掲示板で表示できるシステムを導入したり、企業がさまざまなシステムを導入しています。これをサポートするのが、情報処理業界の仕事。システムの設計や開発を担当するシステムエンジニア、プログラミングを担当するプログラマー、プロジェクト管理を行うプロジェクトマネージャーなどの職種があります。
魅力
情報処理業界は、基本的に企業がクライアントとなる案件を担当します。そのため、扱う案件の規模が大きく、それだけやりがいや達成感を得られやすいでしょう。また多くの企業がさまざまなシステムを今後も導入していくとみられ、安定的な業界であることもメリットです。
向いている人
業界への興味関心が高いことはもちろんですが、クライアントの課題についてヒアリングを行いコミュニケーションしていくことが大切。それに、提案力、問題解決力などが優れた人が求められるでしょう。
ソフトウェア業界

ソフトウェアとは、コンピューターに命令を出すプログラムのこと。Excel(エクセル)、Word(ワード)などのようなソフトウェアが良く知られているでしょう。そのほか。ゲーム用のソフト、勤怠管理ソフト、在庫管理のソフトなど、さまざまなものがあり、それらを開発するのがソフトウェア業界です。
仕事内容
ソフトウェアの基礎を構築していくのが、プログラミングを行うプログラマーです。開発プロジェクトのマネジメントを行ったり、コンサルティングすることもあるのが、システムエンジニア。またネットワークの構築や運用・保守していくのが、ネットワークエンジニアです。
魅力
IT業界の成長とあわせて、ソフトウェア業界も今後さらに発展していくと予想されます。そのような成長していく業界で、貴重な存在となって仕事できるでしょう。それにパソコンとインターネットさえあれば、どこでも働けるため、地方や自宅からでも働きやすいという魅力があります。
向いている人
IT業界全体に共通して言えることですが、技術革新が多く日々進化する業界なので、常に勉強して新しい知識を学ぼうとする意欲が必要です。またソフトウェアの開発はチームで行うため、チーム内で上手にコミュニケーションをとらなければいけません。コミュニケーション能力が高い人は、重宝されるでしょう。
ハードウェア業界
ハードウェアとは、コンピューターの本体やディスプレイ、キーボード、マウスなどのこと。また、テレビ、冷蔵庫、プリンターなどもハードウェアの一つであり、IT関連技術を利用したこのようなハードウェアを開発するのがハードウェア業界です。
仕事内容
家電製品や自動車などは、コンピューターを利用して制御しています。そのようなハードウェアに組み込むシステムの開発を担当するのが、組み込みシステムエンジニア。ハードウェアの設計から開発を行っていきます。
魅力
現在、世の中でどのようなものが求められているか知り、それを解決できるものを開発していく仕事です。課題に向き合い、それを解決できたときはやりがいを感じられますし、社会貢献のひとつとして感じられるでしょう。
向いている人
ディスプレイやテレビなど、自分が携わったモノが世の中に出ることになります。だから、ものづくりが好きな人が向いているでしょう。また、今人々はどんなことに困っているか、よく観察してその解決策を提案できる力も大切です。
IT業界の動向と今後の動き
モノとインターネットを繋げるIoTが広がり、インターネットを利用できる家電製品なども数多く誕生しています。これまではインターネットとはつながりがないと思われていたモノが、今後は通信機能がついて、新しい技術や製品が生まれていくかもしれません。 またビッグデータの活用やクラウドサービスの拡大なども、IT業界に影響与える要素として考えられるでしょう。
IT業界は今後も注目の業界
IT業界のなかで、 インターネット・Web業界、情報処理業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界について紹介しました。どれも今後ますます成長していくことが予測されている注目の業界です。最新の情報を知り、これらの業界で活躍できる人材を目指していってはいかがでしょうか。
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