キャリアビジョンとは? 立て方や面接での答え方などを解説

キャリアビジョンとは? 立て方や面接での答え方などを解説

転職の際の採用面接では、「自分がなぜその会社に入りたいのか」ということをできるだけ明確に伝える必要があります。そこでおすすめなのが、「キャリアビジョン」を立てるということ。近年の採用面接でも聞かれることが増えている質問のひとつで、自分自身の仕事に対する思い、努力すべきことなどもあらためて見つめ直すことができます。
そこで今回は、キャリアビジョンについて、そのメリットや具体的な立て方、面接時の答え方について解説していきます。

キャリアビジョンとは

近年の採用面接の傾向として、質問されるケースが増えているキャリアビジョン。「生涯」や「仕事」という意味を持つ英語の「Career」と「未来像」や「夢」という意味を持つ「Vision」からなる言葉のとおり、「人生や仕事において、こうありたいと思い描く自分自身の姿」を指します。あくまでも「こうありたい」という理想ですので、実現可能かどうかを考える必要はありません。また、キャリアビジョンと混同されがちな言葉にキャリアプランというものがありますが、キャリアプランは「キャリアビジョンを実現するためにどうしたら良いのか」という現実的な計画を意味しています。
近年は多様な働き方が増えているため、面接担当者は採用面接で応募者のキャリアビジョンを尋ねることによって、その人と企業側との方向性が同じかどうかを確認するケースが増えています。例えば、企業側が「長く働いてくれる人材」を必要としている場合、「経験を積んで将来は海外で活躍をしたい」というキャリアビジョンを持った応募者よりも、「経験を積んで将来は御社の海外部門でプロジェクトを任されるようになりたい」という応募者の方が最適なのは一目瞭然でしょう。
転職や就職の採用面接で好印象を残すためにも、キャリアビジョンを明確に描いておくことが大切なのです。

キャリアビジョンを立てるメリット

キャリアビジョンは採用面接を行う企業側にとって、応募者が期待に応えられる人材かどうかを知る上でも重要な質問ですが、応募者側にもキャリアビジョンを立てるメリットはあります。
例えば、「こうありたい」という理想を思い描き、現実の自分と比べることで、今自分に何が足りていないのか、具体的にどんな努力が必要なのか、あらためて自分自身を見つめ直すことが可能です。そして自分の理想を明確にすることで、不必要なものに時間や思考をとらわれにくくすることもできます。また、キャリアビジョンをしっかり立てておくことで、採用面接時に志望動機や入社後の働き方に対する思いを質問された場合も、落ち着いて答えることができるはずです。

キャリアビジョンの立て方

キャリアビジョンとは3年後、5年後、10年後に自分がどうありたいかという将来像のことです。転職の目的を明確にするために必要であると同時に、面接でもよく聞かれることなので、紙に書き出すなど整理しておくことをおすすめします。ではキャリアビジョンはどのようにして立てれば良いのか、基本的な考え方をいくつか挙げてみましょう。

1. 現在を起点にして数年ごとの将来を思い描く

現在のポジションや仕事内容を出発点にして、3年後、5年後と経験を積み上げていった結果がどうなるかをイメージします。今のスキルを得るまでに何年かかったから3年後はここまでいけるだろうといった具合に、これまでの経験を基準に考えられるのでリアリティを持たせられます。少しずつでも着実にステップアップしていきたいという志向を持つ人に向いているキャリアビジョンの立て方です。

2. 未来の理想像から逆算して近い将来を考える

1とは反対に、まず少なくとも10年程度先の理想像を決めてから、その理想像にたどり着くためには7年後、5年後、3年後にどうなっているべきかをイメージします。独立開業を目指す人はこの方法でキャリアプランを立てる人が多いようです。具体的に必要なスキル、ポジション、人脈、資金などをハッキリと定めて考えることができるからでしょう。

3. ゼネラリストかスペシャリストかを選択する

自分がゼネラリスト志向なのか、スペシャリスト志向なのかを考えて将来をプランニングしてみるのも良いでしょう。ゼネラリスト志向なら、将来は必然的に管理職やマネージャーを目指すことになるため、マネジメント力を磨いていかなければなりません。スペシャリスト志向なら、専門的な技術力を身につけてその幅を広げていくべきでしょう。一度、どちらかにターゲットを絞って考えてみると将来像とやるべきことが具体的に見えてくるのではないでしょうか。

4. 誰かをお手本に将来のキャリアを考える

身近な人、あるいは業界内で有名な人でも構いません。自分が憧れるようなモデルとなる人を見つけ、その人のキャリアの積み重ね方を参考に自分の5年後、10年後を考えてみるキャリアプランの立て方もあります。参考としたい人のこれまでのやり方を調べ、分析すれば学べることがたくさんあるでしょう。そこに自分なりのスタイルや時代に即したやり方といったアレンジを加えて将来の道筋を考えてみましょう。

5. 転職して実現したいことを洗い出す

転職して実現したいことを実際に紙に書き出してみると、転職の目的がハッキリとし、それが転職する理由や次の会社を志望する動機ともリンクするはずです。例えば、身につけるべきスキル、技術、知識、マネジメント能力、コスト感覚、経験したい仕事領域、どんな人脈を築いていくかなど、具体的に必要なものを挙げてキャリアビジョンを立てていきます。

面接におけるキャリアビジョンの伝え方

採用面接でキャリアビジョンについて質問された場合、どのように伝えれば良いのでしょうか。転職の採用面接の場合には、採用担当者に志とやる気の高さをしっかりと伝えることが大切です。現在の自分の実力よりもやや高めのビジョンを設定し、そこに向かってどのように努力をしたいのかを伝えることで、向上心の高さをアピールしましょう。
また、将来こうなりたいという理想像を漠然と伝えるのではなく、「○年後に○○となるために、○年目には○○をして、○年目には○○をして…」というように、具体的なプランも併せて伝えることも大切です。そして転職理由もキャリアビジョンに絡めたものにすることで、自分自身がその仕事に対してどれだけの思いを持っているかを伝えていきましょう。

キャリアビジョンを考えるのに必要なのは、自分の中にあるぼんやりとした思いや意思を一度、言語化して整理するということです。そうすれば転職の目的も明確になり、自分が探すべき新しい職場のイメージが見えてくるでしょう。

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